八話:高校入学
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すぎるだろうが、同じクラスにただでさえ少ない外国籍それも同じイタリアの人間が来たとなりゃ、ボンゴレ関係を疑うしかねえだろ。」
「そう言われると、そうですね……せめてイタリアではなくフランス辺りにするべきだったでしょうか?」
「そう言う問題でもねえだろ……。」
因みにここまでの会話は全てイタリア語だ、小声で話しているので聞かれる心配はないだろうが、万が一と言うことがあるので他人には分からないようにイタリア語で話している。
「で、結局誰の命令でこんなことしてんだ?」
「九代目です。」
やっぱりか……そんなに信用されてないのか俺は?
確かに今までは学校にもいかずにカスマフィアの殲滅ばかりしてたけどさ……あれ?
学校に通わずに毎日喧嘩三昧って客観的に見て不良息子だよな?てか、誰がどう見ても出来の悪い息子だ………ごめん父さん、今まで何も言わなかったけど俺結構迷惑かけてたんだな……今度からはちゃんと学校が終わった後にカスマフィアの殲滅に行くようにするよ。
「最初は拙者ではなく、スクアーロ殿に護衛の白羽の矢が立っていたのですが本人が『ボスのお守なんざ命がいくつあっても足りねえよ!!!』と言っていたので一誠殿と同い年である拙者が選ばれたわけです。」
「そうか……ご苦労だな。」
あのカスザメ、イタリアに帰ったら絶対カッ消す。
「護衛という立場ですが、拙者としては一誠殿に感謝しているのです。」
「どういうことだ?」
「拙者、昔から日本に憧れていたのでござる!!!古き良き日本の伝統文化、日本の演歌、サムライ、ブシドー、ニンジャ、それら全てが本当に大好きなんです!!!!!」
「そ、そうか、日本に来れて良かったじゃねえか。」
「はい!!!」
キラキラと輝いた目で熱弁されたせいで、侍や忍者は現代の日本にはいないと言うことが言い出しづらくなってしまった。それとバジルがやけに時代錯誤な話し方をしていたのは昔の日本の文化に憧れているせいか……時代劇でも見て今の言葉遣いになったのだろう。
「話を戻すが、別に監視するのは構わねえが、護衛は必要ねえぞ。」
「なっ!?困ります!!それでは拙者が職務放棄したことになります!!!」
「片方だけで十分だ、次期ボンゴレボスが許す。」
「ですがっ!!!」
「守られるほど俺は弱くねえ。」
「確かに一誠殿の強さはかねがね聞いていますがそれとこれとは別です!!!」
その後しばらく話し合った結果、学校にいる間は俺の護衛と監視に付き、学校が終わってからは護衛と監視はやめるという妥協案で落ち着いた。
昼休みも終わり、午後の授業も終わった放課後、特にすることもないので帰って寝ようと思っていると二人の男子が俺に話しかけてきた。確か……松田と元浜だったか?
それにしても俺に話
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