水泳大会その後
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ルも残った皿をシンクに持っていった。
「こんなにうまいものは食べた事ないな。」
「うん!!癖になる美味しさだよねー。」
エルザとルーシィがエマの手料理の余韻に浸っているとグレイがタクヤの横に座ってきた。
「ところでよ、お前らどうなんだよ?」
「どうって何が?」
「何がって、ウェンディだよ。」
「は?」
タクヤはグレイが何を言っているのか分からなかった。
「お前ら兄妹なんだからよォわざわざ違う家に住む必要ねぇじゃねーか。」
「そんな事言われたって、ウェンディがフェアリーヒルズに住むって言い出したんだし。」
「確かにそうよねー。四人で住んだ方が家賃だって半分で済むし。」
さらに横からルーシィもやって来て会話に混ざった。
「言われてみりゃそうだな…。」
「あたし思うんだけど、ウェンディはタクヤに気があるんだと思う!!」
「はぁ?」
「だって、兄妹だからって毎日一緒にいるじゃない。絶対にそうだって!!」
ルーシィは強く断言した。
「それを言うならルーシィだってナツとずっと一緒にいるじゃねーか。」
「あれは違うの!!チームだから一緒にいるわけで別に好きって事じゃない!!!」
ルーシィは顔を赤くしながら必死に否定してきた。そこまで否定してはナツが傷つくんじゃないかとナツを見ると、
「ぐがー…Zzz。」
「……。」
ナツはいびきをかきながら寝ていた。他人の家だと言うのになんて馴染みっ振りだとタクヤは呆れた。
「で、結局の所どうなんだよ?」
「は?いや、そんなんじゃねーよ。まじで。そんな事考えた事とかねぇし。」
「ふーん…、どうだかなー。」
「なんだよ!!そのふーんって!!!」
グレイがニヤニヤしているのを、何故かタクヤはイラッときてしまった。
「なるほど、お前たちはそういう関係だったのか。」
「「え?」」
タクヤたちの後ろからエルザの声が聞こえてきた。
「そういう事は言ってくれればタクヤの家に邪魔しに行こうとは言わなかったものの。」
「い、いや、待てエルザ。お前が思ってる関係じゃな、」
「言うな!!!皆まで言わずとも分かっている!!!!」
(「「聞かれたくねー奴に聞かれちまったー!!!!」」)
タクヤ、グレイ、ルーシィがまったく同じ事を思ったのは言うまでもなかった。
よりによって一番面倒なエルザに聞かれてしまったのだ。このままでは誤解が誤解を呼んでしまいかねない。
そこでグレイがいち早く行動に出た。
「エルザ!!!さっきのはタクヤをからかって言ったことであってだな。」
「なんだグレイ?そこまで隠す事ではないではないか。」
「だからね、さっきのはグレイの冗談で、」
「私も薄々は感じてはいたんだ。やはり、そういう仲だったのか。うんうん。」
(「「まったく耳を貸してくれねー!!!!」」)
グ
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