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妖精の義兄妹のありきたりな日常
水泳大会その後
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「分かったから座りなって。」
ナツが叫んでいるのをルーシィが静かに止める。
「いくらやっても勝つのはオレだけどな。」
「んだとぉ!!!今から決着つけるかコラァ!!!?」
「上等だ!!!!水の中でオレに勝てる奴なんざ、」
「やかましい!!!!」

ゴツン

「んがっ。」
タクヤは後ろから強烈なげんこつを食らった。一撃で再起不能になる。
「んははははっ。だっせーの、」
「お前もだ!!!!」

ガツン

「んごっ。」
さらに、ナツの顔面に強烈なパンチを1発。これも再起不能レベルだ。
「もっと静かに騒げんのか!!」
「「ず、ずみまぜぇん…。」」
「逆にどうやるのか教えてほしいんだけど…。」
ルーシィはエルザに聞こえない程度につっこんだ。聞かれればその後どうなるか分かっているからだ。
「おまたせしましたー!!」
「おっ!待ってました!!」

ズラー

タクヤたちが囲っているテーブルの上に彩り豊かな料理が並べられた。
「わぁ!!どれも美味しそうねー!!!」
ルーシィがテーブルに置かれた料理を見てそう言う。
骨付き肉に唐揚げ、エビフライ、スパゲティ、ポテトサラダetc…。
どれも一流レストランでしか食べられないと自負しているエマの手料理である。
「まだまだありますからいっぱい食べてくださいねー!!」
「「いただきまーす。」」
タクヤたちは手を合わせ、挨拶を済ますとここぞって料理に箸を伸ばした。
「これを毎日食えるなんて!!ずりーぞ、タクヤ!!!」
「ならお前もハッピーに作ってもらえよ。」
ナツとタクヤは骨付き肉を頬張りながら喋っていた。
「それがよー、ハッピーの当番の時は絶対ェ魚になんだよ。」
「ナツだって当番の時は炎しか出さないじゃないか。オイラは食べられないよ!!」
「だから、魚を焼いてんだろー。」
「大体丸焦げにしてるじゃないか!!!」
ナツとハッピーは不毛な争いをしていたが、タクヤは無視して料理を食べ続けた。
「おぉ、このシチューはなかなかのものだな!!」
エルザはシチューを食べながら驚いていた。これはホワイトソースをベースに作っており、
具材にはジャガイモ、ニンジン、白菜、豚肉、玉ねぎ、八宝菜などが入っている。
「ほんとっ!!!どうやって作ってるの!!?」
「それは内緒ですよー。」
「えぇー!?いいじゃなーい!!!」
女子一同はガールズトークに花を咲かせていた。
「ていうより、また腕を上げたんじゃない?」
シャルルがそう言うと言う事はそうなのであろう。シャルルはめったに誉めたりしないので、
こういう発言はかなりのレアなのだ。
「本当ですかー!!?シャルルありがとうございますー!!!!」
「ち、ちょっと!!!抱きつくんじゃないわよ!!!」
エマは珍しくシ
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