海辺の団欒〜前編〜
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第六話
「さて…こっちは30人ってとこか…、見た感じ魔法剣士やら魔法拳銃ばっかだな…余裕だな。」
「相手は2人だー!!やっちまえぇ!!!」
「「「「おおおおお!!」」」」
あぁあ、あんなに意気込んじゃって。
山賊か盗賊か闇ギルドのやつかは知らないが、前方から30人前後程の男達が特攻して来た。
そんでもって全員が俺に向かって来た。
「うぉぉぉぉぉ!!!!」
俺も奴らに突っ込み…
「水竜の…翼刃!!!!!」
いつもより少しだけ出力を上げ、一気に全員をなぎ払った。
「あ〜あ、もう終わり?」
「く…ふっざけるなぁぁぁぁ!!」
敵の何人かが銃を向け、打ってきた。
計5発くらいか?
「ふん!」
双剣で全て弾き返した。
魔力量と銃口を見ればだいたいの対策は取れる。
まぁ相手が雑魚かったから余計楽だった。
さて…ライラはどうなってるかな…。
ふぅ…こっちは20人程度みたいね。
「へへ、女一人でなんとかできると思ってるみたいだぜ。」
「よく見たら結構いい女じゃねぇか?胸は無いがな。」
「なんならあの女もかっ攫おうぜ」
うぅ…なんか変な目で見られてる…
「む、胸の事は触れないで下さい!」
先手必勝!
「すぅ………星竜の咆哮!!!」
私が咆哮を浴びせると悲鳴を上げながら半分くらい戦闘不能になった。
「…ふぅ…半分くらい削れましたね…」
「な、なんだあいつ!」
「くそ!怯むな!うてぇ!」
男達が銃を構え…
「もう終わらせますね!!シューティング・スター!!!」
大量の光り輝く槍…魔力の塊を放ち、残り半分が戦闘不能に。
あれ、もう終わったみたいだな、ならこっちも…
「ちっ!余所見すんじゃねぇぇぇ!!!!」
「水竜天衝破!」
双剣に魔力を込め、その場で何回も振り、質量のある衝撃波として敵に浴びせ、全滅させた
「まぁざっとこんなもんだろう、肩慣らしには丁度いいか?」
「ユーキぃ〜?終わったぁ?」
「あぁ、終わったぞ。」
そして馬車の周りに張ってある具現魔法陣を解除し、定位置に戻る。
「瞬殺でしたねぇ〜」
「お二人ともすごかったのですよ〜?」
「あの数を一瞬か…」
ロノウェ、フィール、クラウスと順に感想が述べられた。
「いやぁ、別にあれぐらいでしたら軽い運動にしかなりませんよ。」
「これくらいの戦闘は朝飯前です!」
なんか戦闘時からずっと傭兵2人の目付きがどうも好意的ではない。
「………」
「?どうしたのユーキ?」
「ん?あぁ、なんでもない。」
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