第2話 差し入れとケンカ
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にクレアとリンスレットがケンカをしていると、困った連中がきた。エリス・ファーレンガルトと他の3人。学院の風紀を守るシルフィード<風王騎士団>たちだ。
クレアとリンスレットがケンカをしているときに、だいたい俺がそばにいるので、俺も目の敵にされている。とめる気もないが、止めさせるにはどちらかに加担して倒すしかない。そうしたら、この2人の中には、今まで以上の亀裂が入るだろう。
だから、俺はキャロルをまもるだけで、手をださないでいる。それもわかっているから、リンスレットも俺と同室で食事はするのだろう。
風系のエリス、土系のロッカ、氷系のレイシアに、火系のサリー。火系のダブルコンダクター<二重契約者>だ。私の場合、6つの契約をしていると思われているから、マルチコンダクターと言われている。
複数契約のメリットは、戦闘スタイルの弱点を補うことだが、デメリットは多い。たとえば、精霊契約の相互干渉によって、本来の力が出せない場合がほとんどだが、彼女は違うと思える。
そんなことを思っているうちに話は、リンスレットへの「辺境の田舎貴族」とクレアへの「反逆者の妹」という地雷にふれて、シルフィードの4人と決闘ということになった。4対4のチーム戦だ。
本来3対3だったはずで、それを見物するつもりだったのだが、うまくはいかないものだ。
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