マクロスF
0743話
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そうね、クレープ屋に来たんだから注文しなきゃ駄目よね。……あたしはオレンジスペシャルをお願い」
「あいよ。そっちは?」
「俺は……そうだな、チョコベリーで」
以前のベリーベリーベリーのスペシャルは基本となるのが生クリームだったが、こっちはベリーの数と種類を少なくして、チョコとベリーのハーモニーを楽しめるようになっている。……らしい。
少なくても、メニューの紹介文にはそう書いてある。
「オレンジスペシャルとチョコベリーね。すぐに出来るからちょっと待ってくれ」
そう言い、素早く熱した鉄板の上で生地を焼いていく店主。
周囲に甘い匂いが広がる中、俺とシェリルは手を繋いだまま周囲の様子を見る。
「ランカちゃん、凄いわね」
周囲に見える映像には、どこもかしこもランカ、ランカ、ラカン。……いや、ランカ。一瞬どこぞの筋肉馬鹿が脳裏を過ぎったが、気のせいだろう。
とにかく、少し前まではシェリルとランカが拮抗していたのだが、今ではほぼランカ一色になっている。……まぁ、バジュラとの戦いを思えば無理も無いんだけどな。
「明日のコンサート、見に行くんだろ?」
「ええ。あたしのライバルなんだから、どれだけやるのかこの目できちんと見てあげないとね」
そんな風に会話をしながらクレープが焼き上がるのを待ち、クレープを食べた後は2人で久しぶりのデートを楽しむのだった。
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