カントー編
ついに本戦!そして、六強の実力とアヤカの秘密と想い
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・・・その少女の名は?」
「彼女の名はナツナ」
「ナツナ・・・・・・アヤカはその記憶はあるの?」
「あるよ。私達、アヤカのポケモンは全員ナツナのポケモン。彼女が旅をして、彼女の為に強くなった」
そう言ったレイナは懐かしそうに笑った。
「私がナツナを認めた理由。ナツナは私がライトストーンだった時、こう言った」
ーーポケモンと人。確かにポケモンが辛い思いをしているかもしれない。でもね、それだけじゃない。同じくらい幸せな思いをしているポケモンだっている。それをあいつに知ってもらいたい。そして、聞きたい。貴方はポケモンと一緒にいて楽しかった事は無いの?って。真実は一つじゃ無い。人やポケモンの数だけ、存在する。私の事、無理に認めなくていい。貴方が無理だと思ったらそれでいい。私は自分の力でそれをあいつに認めさせて見せる。ゼクロムが何?私には関係ない。大切なのは自分の想い。想いを込めて、信頼を与えれば、ポケモンだって答えてくれる。辛い思いをしたポケモンがいるなら助けるのが当たり前。幸せな思いをしているポケモンがいるならそれを広めて行けばいい。そうやって世界を変えていつか、本当にポケモンと人が幸せに暮らせる世の中にしたい。その為にも全員が協力する必要がある。だから、あいつにも知って貰って協力して貰いたい。そして、胸はって言うんだ。こんな世の中も悪くないでしょって。
「そう言って笑ったのよ」
ナツナが言った言葉は僕達の胸に響いた。
「まだ、そんな世の中にはなってないけど、あの子は何度でもそうやって生きていく。それがナツナーーアヤカだから」
ああ・・・・・・ポケモン達がアヤカに惹かれる理由が分かった気がする。そして、アヤカを伝説のポケモンが選ぶのも。
「僕も、そんな世の中にしたい」
「俺も・・・・・・・・」
「ふふ。ありがとうね。きっとあの子も喜ぶわ。あの子と仲良くしてくれてありがとう。私達はもう一度あの子と出逢えた事を嬉しく思うわ。だから、今度こそ・・・・・・・」
ーー失いたくない
そうポツリと呟いた言葉は何かを決意するものだった。それが何かは分からない。でも、アヤカを凄く大切なのは分かった。それにしても、無邪気なだけかと思ったら意外と考えているんだな・・・・・・・・
「そうこうしているうちに終わったみたいね」
レイナの先にはグレに労いの言葉を掛けるアヤカの姿。どうやら一匹で倒してしまったらしい。
「凄いな・・・・・・・・」
「まさか、アヤカがあんな秘密を抱えているなんて・・・・・・・」
「道理で、昔から落ち着いていると思ったよ・・・・・・・」
『サトシ!次は僕らだよ!』
「ん?そうだったな。頑張ろうぜ!」
『うん!!』
次は僕らの番
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