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ハイスクールD×D 『存在の消失〜 Memory life 〜』
二話『山修行と小さな夢』
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【リアスside】
私は部員の皆が寝ている間も、ライザー戦のためにテラスで作戦を考えていた。
その途中にボロボロの刀矢がこちらに来て立ち止まっていた。
私はちょうど誰かと話したいと思っていたから、刀矢と話してみた。
そこからわかった事は刀矢の心の壁と、その優しさ。
だから、私は自分の想いと夢を話した。
刀矢はなにも言わずに話を聞いてくれて、さらには私を元気付けてくれた。
(私の夢は私自身の心…………なぜ、刀矢の言葉がこんなにも心に響くのかしら?それに、刀矢が私のことを好きっていってくれた辺りから、妙にドキドキするわ)
私はそんなことを思っていたけど、本当は自分の気持ちに気づいていたのかもしれない。
私は…………刀矢が好きだって気持ちに………。
【刀矢side】
リアスさんと別れてから、俺は風呂に入って自室に戻ってすぐに寝た。
結構長い間力を使っていたせいか、完全に力が抜けていた。
(また、誰かの記憶から俺がきえたんだろうな…………)
俺はそう思いながら寝ていたのだった。
そしてこの十日間俺達は個人差はあるが、全員がきつい修行をおこなって、それを乗り越えた。
明日はいよいよあの焼き鳥との勝負。
全員、今日は疲れをとってから明日の勝負に望むみたいだ。
「明日のレーティングゲーム。皆で協力して勝ちましょう!」
リアスさんのその一声で今日は解散ということになった。
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