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ハイスクールD×D 『存在の消失〜 Memory life 〜』
二話『山修行と小さな夢』
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そのまま修行の続きをしておいてください。私達もすぐに戻りますから」
朱乃さんはそう言うと、俺を連れて裏庭の方へと向かった。
その後、俺は朱乃さんに雷の魔力と朱乃さんがついでにと、防御魔法まで見せてくれた。
俺はそれを見ると、朱乃さんと一緒にキッチンにもどったのだが、そこにはイッセーがいなくてアーシアさんだけがいた。
「イッセーはどうしたんだ?アーシアさん」
「部長さんが小猫さんのところにつれていかれました」
「そうか。じゃあ、朱乃さんとアーシアさんはそのまま修行の続きをしておいてください。俺はそろそろ夕食の準備をしますから」
俺は朱乃さんとアーシアさんにそう言うと、木場の採ってきていた山菜を冷蔵庫から取り出す。
「それでは、私達はお言葉に甘えさせてもらいますね」
「何か手伝える事があったらいってくださいね?刀矢さん」
「ありがとうございます。朱乃さん、アーシアさん」
俺はそう言って、夕食の調理を開始した。
作ったものは、山菜の天ぷら、山菜のお浸し、和風ロミロミサーモン、里芋と葱のグラタン、ミルクシャーベットの苺添え、そしてご飯だ。
(念のためにある程度の食材を持ってきておいて、良かったな)
俺はそう思いながら、余った苺を牛乳と砂糖と一緒にミキサーで混ぜてシェイクを作る。
そして完成したシェイクをコップ二つに注ぐと、それを朱乃さんとアーシアさんのところへ持っていく。
「よかったらこれを、飲んでみてください」
俺がそう言うと、二人はなにも言わずにシェイクを飲んだ。
「あらあら、美味しいですわ」
「とても美味しいです」
どうやら、朱乃さんとアーシアさんは好評のようだった。
「さて、そろそろリアスさん達も戻ってくる頃ですし、料理を運ぶのを手伝ってもらっていいですか?」
「もちろん、いいですよ」
「はい。私も手伝います」
そう言って二人は、俺の作った料理を運んでいってくれる。
料理を運んでから数分後。
リアスさん達は(特にイッセー)は疲れた表情で帰ってきた。
「お疲れ様です。夕食の準備はできているんで、座っていってください」
皆が席についていくなか、俺はなぜか朱乃さんとリアスさんの間に座るように言われた。
「さあ、食べましょう」
「「「いただきます」」」
リアスさんに言われ、全員でそう言って料理を食べていく。
「うまい!これ、うまいぞ刀矢!」
「ええ、本当に美味しいわね」
「美味しいですけど、女として負けた気が……」
「私もこんな風に作れたら……」
「うん、美味しいよ。刀矢君」
「…………美味しいです。
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