暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 『存在の消失〜 Memory life 〜』
二話『山修行と小さな夢』
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はどうするの?」

「僕は、イッセー君が到着するのを待ちます」

「俺はこの格好でやるんで、木場と一緒にイッセーを待ちますよ」

俺の今の服装は黒のTシャツにハーフパンツという、動きやすいものだ。

「そう。それじゃあ、全員が着替え終わってから十分後に修行を始めるから、イッセーにも言っておいてちょうだいね?」

「「はい」」

そう返事をした俺達は、別荘前に置いてあったベンチに座ってイッセーを待っていた。

「ぜぇ〜……ぜぇ〜……。や、やっとついた〜」

ドタッ

俺達が待つこと五分。

イッセーがこの別荘に到着し、そのまま倒れ込んだ。

「ほら、イッセー。到着したなら、さっさと着替えにいってこい。リアスさん達はもう着替えにいったぞ」

俺の最後の言葉にイッセーが食い付き、元気が戻る。

「マジか!?」

「もっとも、着替え終わってるだろうがな」

「くそ!なんだよ〜!」

イッセーが転げ回ってるうちに、木場が着替えを持って立ち上がる。

「それじゃあ、僕も着替えに行ってくるね。…………イッセー君、覗かないでね?」

「……ふざけんな!木場!?」

そんな茶番もまじえ、イッセーも着替えに行ったあとリアスさん達が、別荘から出てきて木場もイッセーをなだめながら出てきた。

「待たせたわね。刀矢」

「いいえ。それで、修行はいいとして具体的に何をするんですか?」

「ええ、その事だけどまずはイッセーと刀矢の実力を確かめたいから、刀矢から祐斗と戦ってみてくれる?」

「いいですよ」

俺はリアスさんの頼み事を承諾し、リアスさんが指定した周りが少し開けた場所に移動した。

俺は木場に作ってもらった木刀を軽く振って、感覚を確かめる。

「初めは軽くいくよ?刀矢君」

「ああ、わかった」

そう言うと、目の前から一瞬にして消える木場。

(全然、軽めじゃないだろ。これは!)

俺は一度、木刀を下段構えにしてから辺りを全神経を用いて見渡す。

「ここだ!」

ギシッ!

俺は真横から振り下ろされた木刀を受け止める。

木刀を受け止めたすぐあとに、俺は木場の木刀を払いのけて木場に向かって横一線に木刀を振る。

シュッ

その攻撃は簡単に避けられ、木場は体勢を整えてこちらを見てきた。

俺はそこにできたほんの僅かな隙をついて、木場との距離を一気に詰めながら木刀を振るう。

ギシッ!

木場はそれを受け止め、無理やりに鍔迫り合いにもちこんでくる。

ギギギギッ!

互いの木刀が交互に摩れて、周りに木が擦れる音が響く。

俺は木場が力をいれると同時に、木刀を木場の持つ木刀にスライドさせて、そのまま木場の首筋に木刀の
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