エピソード17 〜潜入!廃校舎〜
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れる。
「「「うわっ!?でた!?」」」
「きゃーー!!??でたーー!!」
「ふぐっ!?く、苦し…む、胸が……」
上から順に翔、十代、隼人。に雪乃、紫苑である。雪乃は急に現れた大徳寺先生を幽霊も勘違いし、恐怖の余り近くに居た人、つまり紫苑に抱きついたのだった。一方、抱きつかれた紫苑は勢いのあまり床へと押し倒され、さらには雪乃の巨乳による圧迫をくらい苦しそうにしている。最後に翠はそんな紫苑を見て、ニヤニヤとしている。
「いやあ、お盛んデスな〜。ニヤニヤ」
「う、うるさい!アホ言ってないで助けて!」
なんとか抱きつく雪乃を引き剥がしたがなぜか腕を絡ませてくる。
雪乃さ〜ん…胸に腕が当たってるんですけど…
◆
「そうだ、大徳寺先生。なんか怖い話とかないすか?」
ルールを説明し、是非と進める十代。小心者の翔と怖いのが嫌いな雪乃は既に震え上がっている。
「なるほどにゃー。とりあえず、これを引けばいいのかにゃー」
存在自体がオカルティックな人は興味を持ったようでデッキから1枚ひく。
引いたのは【F・G・D】。レベル12……
いやいやと頭を横に振る翔&雪乃。まだ何も話してないが?
「う〜ん、そうだにゃ〜…いい話があったにゃ!ただしこの話はオフレコだにゃ」
目つきを鋭くし、周りを見回す。コクコクと首を縦に振る一同
「じゃあ、話すにゃ〜。みんな、デュエルアカデミアにある廃寮を知ってるかにゃ?」
「老朽化して倒壊の恐れがあるから立ち入り禁止になってるってことは知ってるっす」
「そうかにゃ。けど、本当は別の理由があって立ち入り禁止になってるんだにゃー。昔、ある生徒が闇のデュエルの研究をして、その実験で何人もの犠牲者が出たそうにゃ。そして、その研究が中止された後も不可解な現象が起こるようになったからあそこへと立ち入りが禁止されたのにゃ。
そして、今でも出るそうだにゃ。コレが」
大徳寺先生がオバケのジェスチャーをする
「こ、コレって…まさか」
「そのまさか。実験で犠牲になった者たちの幽霊だにゃー」
「「「「ヒィィィィィィ!!??」」」」
大徳寺先生の最後の占めの一言で震え上がる四人。一方、紫苑と翠はだからナニ??みたいな表情をしていた。
紫苑曰く、三邪神居るから。あいつら自体、恐怖の権化みたいなものだから。
翠曰く、マジギレさせたら、世界滅ぼすことも可能な弟が居るから。紫苑怒らせたら私以外止められないし
「まぁ、ただの噂話だにゃ。確かめようとして忍びこんじゃダメなのにゃー。それともう遅いから各自自分の部屋に戻るのにゃ。」
おいおい、なんか遠回しに廃寮に行けよって言ってるようなものじゃないか!
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