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ポケモンの世界にお気に入りのポケモン持って行こう!
炎と雷。黒いリザードンと白いライチュウ!
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われて気づいたのか、ユウヤの上から退いて改めて謝罪と例の言葉を述べ、ゼロと名乗った。それを素直に受け取るユウヤ。
そしてジンはジャンプして空中で美女を抱きとめながら衝撃を自分の身体で全て受け止めてからまるで天子のように優しげに地面に降りた。何故か美女をお姫様抱っこの状態になっているのでカミツレは思わずむっとした。美女は正に傾国の美女と言わんばかりの美貌を持っていた。美女は顔を上げてジンの顔を見つめると直ぐに顔を赤くし顔を背けてしまう。
「おいジンなんだ今の動き!?空中で衝撃と勢い殺すとか人間業じゃねぇよ!!」
「
英霊
(
とうさん
)
と
妖怪
(
かあさん
)
に習った」
「い、今なんか可笑しくなかった!?」
「別に?ご無事ですか?痛い所とか、気になる点はありませんか?」
「ぁ……ぃぇ大丈夫です」
「それは良かった、お立ちになられますか?」
美女は立てますと答え、足を下ろして改めてジンに礼を述べた。
「危ない所を助けていただき誠に感謝致します。
私
(
わたくし
)
はラムと申します」
「私はゼロという。先ほどの件については礼しか言えん」
「まあ気にしないくれよ、でも如何して落ちてきたんだ?」
ユウヤが事情を聞くと、二人は口を開いて訳を話してくれた。二人はホドモエシティからライモンシティへと移動する途中に休憩の為に近くの川に立ち寄ったのだが、そこで遭遇した黒いリザードンと白いライチュウに襲撃され、手持ちのマグマラシとデンリュウで反撃するも負けてしまい、更にリザードンのドラゴンテールで此処まで吹っ飛ばされてしまったというのだ。しかも荷物を丁度置いていたので回収しに戻りたいのだが、まだ出くわしてしまうのではないと恐怖心がある。事情を聴いた一行は困った人は見過ごせないとその川へと向かう事にした。
「申し訳ありません、態々ご迷惑をおかけする事になってしまい……」
「いいのいいの、旅は道連れ世は鬼ばかりって言うだろ?」
「それを言うなら世は情けな。まあ気にしないで下さいよラムさん、困って人は見過ごせないですよ僕達は」
「有難う御座います………私少し感動して涙が………」
思わず涙ぐみラムにすかさずハンカチを差し出すジン、この少年の女子力はカミツレ並みに高かったりする。その光景が長年連れ添ったカップルに見えたのかカミツレの機嫌は更に悪くなっていく。そんなカミツレの黒い空気を感じたフウロは冷や汗を欠きながら歩みを進める。そして遂に見えてきた川、其処に居たのは巨大な黒い体躯をし、青い炎を尻尾で燃やすリザードンと白銀ともいえる美しい白をしたライチュウがいた。その2匹の近くには二つのリュックが置いてあり、2人に確認すると自分達の物に間違いないと頷く。それを聞いてユウヤとジンが飛び出し2匹の前へと躍り出る
「リザードンにライチュウ!お前らの
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