第1話 男の精霊使い現る
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ミトは悶絶してら。
午後の授業は、カミトはいなかった。カリキュラムができていないらしいからだが、俺のカリキュラムは面倒だ。なんせ、地、水、火、風の基本はすべてを受けないといけないのと、雷と闇の個人別カリキュラムも受けるので、他人より受けなきゃいけない授業が多い。
これも『封魔眼』をもって生まれて、一部の封印を解いた結果、契約できたのが6体のピクシーだからだ。ピクシーはいたずら好きでしられているので、俺が女性の姿で女性好きと言わなくても、ピクシーのいたずら好きを制御できない限りは、優秀な問題としてレイヴン教室にいることができる。
実際問題として、レイヴン教室にいる生徒は精霊魔装ができる者ばかりだ。性格に多少の問題はあるが、エリート根性丸出しにしているヴィーゼル教室よりもマシだとは思うけどな。朱に染まれば赤くなるってところで、単純に慣れの問題かもしれない。
寮に戻ったところで、いつものように夕食の準備は、リンスレットがおこなっていた。寮には共用キッチンはあるのだが、リンスレットは、同室者がメイドのキャロルと俺だけなので、専用のキッチンをとりつけてしまった。料理を作っているのをみまもっているのはメイドのキャロルだが、
「やあ、リンスレット。いつものようにキャロルが掃除しているところを見ていようか?」
「そうねぇ。今日はしなくてもいいわよ」
「じゃあ、暇だから、カミトのところにでも行ってこようかしら」
「やっぱり、お願いするわ」
「それじゃ、キャロルちゃん。お掃除するのをみててあげるわね」
ちなみに、まじめにお仕事をしているキャロルに手はだしていないぞ。手をだすのは、暇そうにしている時だけだからな。
まあ、胸をもむぐらいだけど、さわりごこちはいいぞ。
朝食と夕食はほとんどは、リンスレットがつくってくれるので、俺はめったにつくらない。バリエーションが少ないしね。
それで、今日の夕食にでたスープを持って、キャロルと外へでかけようとするので、
「あたしも、一緒に行って、見学していてよろしいかしら?」
困ったような顔をしているリンスレットだが、
「どこへ行くと思っているの?」
「それはもちろん、カミトのところよ」
さて、ひさびさにリンスレットとバトルすることになるかな。
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