禁断の果実編
第104話 “ビートライダーズ” @
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手足は自然と動き出す。
腕を振る。ジャンプする。抜けそうな青空の下、ひたすら踊って汗を掻いた日々が思い出される。
舞と二人だけのステージ。憧れなかったと言えば嘘だ。舞のステージに光実しかいない、光実のステージに舞しかいない、そんな夢みたいなことを何度も空想した。それが今、現実になっている。
(楽しい。楽しい。けど、二人だけだとちょっと物足りないって思うのは、舞さんだけじゃなくて、チームのみんなが好きになったからってことかな。僕が他人を好きになる。嘘みたいだ)
舞と光実のデュオパートに入る。二人は手を打ち合う。前後に並び、腕を絡め合う。
そこで光実の動きが――崩れた。
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