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鎧虫戦記-バグレイダース-
第6話 できたらいいなと思うものはいつかきっと必ずできる  
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に割れて地面に激突してしまう。

「まさか彼女は‥‥‥‥"超技術"まで目覚めたというのか!?」

マリーはアスラを走って来た迅たちに渡した。

「ついに覚醒したようだね、マリー‥‥‥頑張って」
「うん」

マリーは大きく羽をはばたかせ、それと同時にジャンプをした。
マリーは20m程の大ジャンプをして、前のビルの上に着地した。
再びマリーは跳ぶ準備を始めた。

「ま‥‥まさか‥‥ここまで少しずつ跳んで来ようというのか!!
 そんなこと絶対にさせるかぁ!!!」

チャールズは瓦礫を投げまくった。しかし瓦礫は1つも当たらないまま
ついに目の前まで近づいてきた。

 ダンッ   メキッッ!

マリーはジャンプしてそのままチャールズの顔面へ跳び蹴りをおみまいした。

「ギャアアアアアァァァァァァァァァァ!!」

チャールズはそのまま後ろに倒れこんだ。
そのむこうにマリーは着地した。

「私‥‥‥アスラにあんなひどいことした貴方を絶対に許さないから!!」

そう言ってマリーはチョウの口器を伸ばした。
そしてムチのように、チャールズの前に勢いよく振り下ろした。

 ヒュンッ!

風を切る音がした。しかし、なんともない。
急いで立ち上がろうとしたが、チャールズは違和感を感じた。 
立とうとしているはずなのに
右手が地面についている感覚がないからだ。
チャールズは右手を確認した。
そこには右手はなく、右手は屋上の床に転がっていた。

「うッうあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
 ひっひひ‥‥ひああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

もう言葉にもならないような叫び声をチャールズはあげ続けた。
マリーは再び口器を振り下ろした。

 ヒュンッ  パカッ    

「あ゛ッ!??」  

チャールズの視界が2つに割れた。

「あぁ゛ぁ‥‥‥あ゛ぁ‥‥‥‥」

 ベチャッッ!

彼はそのまま前へ倒れこんだ。
その勢いで辺りに血が放射状に広がった。

「やったよ‥‥‥‥アスラ‥‥‥」

マリーはチャールズの亡骸をにらみながら言った。



    **********



アスラは真っ暗な空間を漂っていた。

『‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ん?‥‥‥ここは‥‥‥‥‥‥‥‥どこだ‥‥‥‥‥‥?

 ‥‥確か‥‥‥あいつの瓦礫が当たって‥‥‥‥‥‥‥それで‥‥‥?

 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥それにしても‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 真っ暗だな‥‥‥‥‥‥何も見えない‥‥‥‥‥‥‥‥これが‥‥‥‥‥

 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥死‥‥‥‥‥‥‥‥‥か‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥』

突然
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