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転生赤龍帝のマフィアな生活
七話:霧
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な力か、生まれた時からドライグといるが俺は特に神器(セイクリッドギア)を特殊なものだと思ったことはないんだけどな……俺が変なのか?

(相棒は生まれた時からおかしい。)
(そろそろ人生に飽きてきたようだな?ドライグ。)
(ふっ……足の震えが止まらないな…っ!!)

まあ、今はマダオはほうっておこう、今はクロームだ。

「そんなもんで自慢か?種類は違えが俺も持ってるぞ。」
「赤い…銃…?」
「俺のもお前のも同じ神器(セイクリッドギア)だ。」
「同じ……。」

そう言って黙り込むクローム、なにを考えているかは分からないがここで口をはさむのは上策ではないだろうな。

「あなたは…私の事が必要なの…?」
「ああ、必要だ。てめえが拒否してもかっさらって行く位には必要だ。まあ、ただとは言わねえ、欲しい物があるなら言え。」
「そうなのね……一つだけ欲しい物があるけど…言ってもいい…?」
「なんだ?可能な物なら直ぐに用意させる。」

「家族が欲しい…あったかい家族…お父さん、お母さん…兄妹もいると嬉しい。」
「………わかった、約束だ。」
「本当…?」
「ルールは破っても約束は破らねえ。」
「そう…よかっ…た……。」

ホッとしたように崩れ落ちるクロームを慌てて抱きかかえる。
……軽いな、今まで碌な物食ってこなかったんだろうな。
それに神器(セイクリッドギア)の使い過ぎの影響もあるんだろう。
晴れの炎の活性を使い少し治療する、外傷は見当たらないが内傷があるかもしれないからな。

「何と言うか……見事に口説き落としたっスねー。」
煌天雷獄(ゼニス・テンペスト)と俺の神滅具(ロンギヌス)…どっちが強えか試してえらしいな。」
「あ、結構です。」
「ちっ……まあいい。」

クロームを抱き抱えてどこに連れて行くか考える……ボンゴレ本邸に向かうのがいいだろうな。ヴァリアー本部はスクアーロの半径五十メートル以内ではまず眠れないからな。
いや、うるさいだろ、あいつ。

「それにしても…家族なんてどうやって用意するつもりなの?一誠君。」
「てめえが気にすることじゃねえよ……。」

父さんと母さんの許可さえ下りれば万事解決だからな……さて早く本邸に戻るか。
あ!!後ドライグにお仕置きするのを忘れてた、危ない危ない。
それにしても真っ赤なドラゴンが真っ青になってるというのは中々に面白いな。




「坊ちゃま、クローム様がお目覚めになりましたよ。」
「そうか……直ぐに行く。」

ミランダからの報告を受けて最高級フィレ肉を食べていた手を止めて立ち上がる。

「坊ちゃま、お食事の最中に席を立つのはお行儀が悪いですよ。」
「…うるせえ。」
「そ、そんな……っ!!坊ちゃまがグレたなん
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