再びの出会いは突然に
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「「「「「「「誰だ子の天使・・・・!!!!」」」」」」」←全員の心の声
「あ、あのぅ…す、すみません…その、見学させていただいてもよろしいです…か?」
「って、その制服は…泉真館…?!」
キャプテン、日向順平先輩が驚いた様子で私を指さす。
それもそのはず。泉進館はバスケ部で有名なライバル校と言っても過言ではない。
体育館での練習が見られてしまえば、相手の攻略の罠にはまってしまう。
「あ、その…あの…この制服は…たまたまっていうか…仕方なくっていうか…」
「おい黒子!なんでスパイを体育館に連れてくんだよ!」
「スパイじゃありません。転校生です。」
黒子の声とともに体育館が一瞬、凍りつく。
「転校って…誠凛に?」
遠くにいる部員たちも様子が気になって黒子と美少女の周りに集まる。
「あの…その。申し遅れました…」
ちらちらと部員の顔を見渡した後、黒子の後ろから横へと移り、下を向きながらゆっくりと言葉を発する。
全身が見え、あらためて感じさせられるその美貌に、部員全員が顔を赤らめる。
少女はそんなことを気にも留めず話し始める。
「元泉真館高校1年、また明日より誠凛高校に転入することとなりました。水無瀬杏莉沙と申します。」
「水無瀬…杏莉沙…?!?!?!」
「あの…『高嶺の花園』と言われた…!!??」
少女の名を聞き、誰もが驚く。
全国にとどろかせた、その名を…。
「水無瀬…杏莉沙…って誰だ?…です」
アメリカに住んでいた火神には、到底知るはずもないその名。
黒子は淡々と彼女について説明していく。
「杏莉沙さんは、1年間だけでしたが、僕たち帝光中バスケ部マネージャーでした。
有名になったのは2年になってからでした。杏莉沙さんは、2年で古塔中に転校したんです。
杏莉沙さんは小学校の頃からバスケを続けていましたから、古塔中では女子バスケ部に入ったんです。
そして全中優勝した古塔中のスタメン、杏莉沙さん達を『高嶺の花園』と呼ぶ人が増えていったんです。
杏莉沙さんはその中のエースでした。
その実力は帝光時代の青峰君を抜くほどでしたね。」
「あの青峰を…?!?!?!?」
「抜いたというか…私、一度キセキの世代の5人に勝負を挑んだんです。
5対1で、私が一度でも点を決めればいいという条件で…。
その勝負に、勝っただけです。今の5人には適いません。」
彼女のその言葉に、誰もがど肝を抜
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