マクロスF
0742話
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」
「まぁ、その身体だとなぁ……」
「ムキーッ!」
いつもの如くやり取りをしている2人を見ながら、早速とばかりにサンドイッチを食べているルカへと視線を向ける。
余程に腹が減っていたのだろう。小柄で食欲が細いルカにしては、驚くべきスピードでサンドイッチの量を減らしている。
「随分と大変そうだな。何か緊急の仕事とかあったのか?」
「んぐんぐ。……あ、はい。まずミシェル先輩にこの前使って貰った重量子ビームガンポッドのデータ取りとか、バジュラについての研究とか。それに、これまでに得た各種データで……っと、これは社外秘でした。まぁ、とにかく現在は色々と忙しい事になっているんです」
この様子を見る限りでは、確かに忙しいのだろう。それでも疲れた様子を見せないのは、ある意味で趣味の領域のようなものもあるからか。……この辺、シャドウミラーの技術班に通じるものがあるよな。
そんな風にルカも入れて30分程談笑していると、やがてオズマが俺の方へと視線を向けて来る。
「アクセル、悪いけどちょっと話がある。確か、外から切り離されている部屋があるって話だったよな? ちょっといいか?」
「オズマ隊長?」
そんなオズマに、ミハエルが視線を向けるが、問題無いとばかりに首を振る。
「悪いが、お前達はこのまま楽しんでいてくれ」
「はぁ、分かりましたけど」
「じゃ、アクセル大尉をちょっと借りるわね」
「いいけど、しっかり返してよ? そのまま持ってっちゃやーよ」
ルカの持ってきたワイングラスを掲げながら、からかうように告げるシェリルに、キャサリンは小さく肩を竦めて口を開く。
「さて、どうかしらね。大人の女の魅力を知ったら戻れないかもしれないわよ?」
ピクリ、とその言葉にシェリルの口元がひくつくが、シェリルは無理矢理言葉を返す。
「あら、その辺は問題無いわよ。アクセルはあたしの魅力にどっぷりだから、年増……もとい、年上には興味無いと思うわよ?」
「と、としっ……へ、へぇ。そう。まぁ、アクセル大尉はまだ15歳で年上のお姉さんの魅力を知るにはちょっと早いかもしれないわね」
キャサリンは十分魅力的だと思うけどな。……勿論そんな事は口に出さない。後でどんな報復が来るか分かったもんじゃないし。
「ほらほら、キャシーもその辺にしておけ。アクセル、案内を頼む」
「ああ、こっちだ」
オズマの仲裁に、助かったと溜息を吐きながら6畳程の部屋へと案内する。
何を思ってこのマンションを設計した建築家がこんな部屋を作ったのかは知らないが、それでも今回のような時には大助かりだ。……もしかして、本当に対インプラントとかを考えて設計したんじゃないだろうな。
部屋の中はフローリングとなっており、他には何も無い。そ
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