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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第446話】
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を落とす姿が見えた、多分一夏にこう言われたのだろう――「二人で食べるより、皆で食べた方が美味しいぜ? だから良いだろ、箒?」――という感じ、だがあながち外れてもいない俺の予想だろう。

 俺も女心に過敏では無いが、流石に少しは分かるつもりだ――多分。


「悪いヒルト、二人だけで話して。 箒からも了承を得たし、皆で一緒に食事しようぜ?」

「…………」


 屈託の無い笑顔を見せる一夏を他所に、その後ろに居る篠ノ之は明らかな仏頂面だった。

 皆で食事――前のシャルの時みたいな食べさせ合いとかなら断然拒否するが、篠ノ之が知ってる良い店ってのも割と気になった為、俺は美冬と未来に目配せし、頷いた。

 あの篠ノ之が知ってる良い店――まあ多分雑誌に載ってる様な店だろうなとは思うものの、もしかすると案外隠れ場的な食事所を知ってるのかもしれないという淡い期待みたいなものを感じた。


「じゃあ箒、その店に案内してくれよ」

「わ、わかった……。 ……くっ、何故二人きりになれんのだ……」


 風に乗ってそんな呟きが聞こえてきた、とりあえず篠ノ之に案内される形で俺達は地下鉄に乗り、『レゾナンス』へと戻っていった。
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