11ーSchr?dinger's cat
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一人だ。
それを逃がした。
ーーー彼にとって屈辱的な言葉と共に。ーーー
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「貴様…なんで逃がす。」
目の前には膝を着く赤眼のザザ。僕は笑いながら。
「いや。むかつくんだよね。逃がすのは嫌がらせだよ?だって君はどう頑張っても僕を殺せない。…POHが不意打ちで僕を襲っても倒せないくらいだからね。こんだけ君の戦闘のリズムを壊してしまえばPK出来ないでしょ…さよならさよなら♪君にはまだ早いよ♪てね?」
この討伐戦。赤眼のザザとの戦闘を行ったのだが。見ての通り完勝。しかも僕の歌いながらのリズムを狂わす戦闘で赤眼のザザは戦闘が当分出来ない。…なので逃がすことにした。そうすれば僕しか殺す対象にしないだろうし。
僕は大鎌『アリオーソ』をしまい。後ろを向き。
「頑張ってね?僕を殺すという無理な行為を…」
「お前だけは…絶望させて…心を完璧に折ってから殺してやる。」
「出来るの?君に?」
赤眼のザザは憎しみがこもった目で。
「必ず…殺ってやる。」
それだけ言うとラフィン・コフィンのアジトから撤退した。
その後、3人で襲ってきたけど…まあ、上手くかわして。ゲームをクリアしたんだよね。
だからもう気付いていた。
「さあ?僕を絶望させて。殺せるかな?赤眼のザザ?」
「お前の…弱点…分かってるんだよ…『音の死神』」
死銃はシノンの写真に向かってダーツを放っていた。
「朝田さん…あいつから解放させてあげるからね…。」
とある少年は狂気的な笑顔で朝田詩乃の写真を眺めていた。
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