第百八十六話 救援
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御仁だったな」
ロイエンタールの言葉に、同期のワーレンが答える。
『そうは言っても、未だ18歳でしかないのだからな、俺達の18の時と比べれば仕方のない事だろう』
『そうだな、ロイエンタール候補生の門限破りは有名だったからな』
ルッツがロイエンタールを茶化す。
アイゼナッハが相変わらず喋らずに頷くだけであるがニヤリと笑う。
『何はともあれ、殿下からの御願い自体は成功した訳ですから。これで良しとしないと行けないのでしょうけど・・・・・・』
ミュラーの言いたいことが判る為、皆が黙り込む。
「そうだな、喪失艦艇2000隻以上、戦死行方不明者は15万を越えるだろう」
『殿下のお怒りが相当有る事は間違いないだろうな』
ファーレンハイトがクールに話す。
『殿下は殊の外、兵の命を大事に為さる方でだからな』
『その辺は我々平民出身者でも安心して殿下に命を預ける事が出来る』
殿下に一番近い位置にいたルッツの言葉にワーレンが感想を述べる。
「それに引き替え、姉の権力で出世するスカートの中の少将閣下は武人の風上にも置けないか?」
『そうまでは言わんが、今回の20数度の勝利とて、正規の士官教育を受けている我々からしたら、教科書でもシミュレーションでも何度となく勉強したもので誰でも知っているものだからな』
『仕方有るまい、シェーンバルトは幼年学校しか出ていないのだから、我々とは出来が違うエリート様と言う訳だ』
ファーレンハイトの話にケンプがだめ押しをすると、皆から大笑いが起こった。
「しかし、シェーンバルトも今回はばかりは無事では済むまい、殿下の警告を無視し挙げ句のこの体たらくだ」
『確かに、そうですね。どうなるのでしょうかね』
「判らんな」
こうしてイゼルローン要塞へ帰るまでラインハルトの話で盛り上がった増援部隊であった。
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