暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜朱の戦士〜
第八十八話 Awakening
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ト「(どうしてこんなことになってしまったんだろう…)」

シグマが破壊されたことで正気に戻ったのか、ゲイトの瞳に狂気の光はなかった。

ゲイト「(僕は…僕の実力を証明するために…けど…それも叶わなくて、今までずっと誰からも理解されなかった…。何故処分されなければならなかったんだ…彼らは…ヤンマークやヴォルファング、タートロイド、シェルダンはイレギュラーではなかったのに。僕に造られたという理由だけで…)」

ずっと追い掛けてきた。
彼らを目指していた。
この世界を守り続けてきた最強のイレギュラーハンター達。
彼らのようなレプリロイドを造りたかった。



































『ゲイトの造ったレプリロイドは危険です』

『彼のプログラムは理解出来ない。こんな複雑なプログラムではどこにバグが現れるか』

『プログラムが解析出来るうちは偽物だと…若造が生意気な口を!!』

上司や同僚が陰口を聞いていたのを彼は知っていた。
だが意に介さなかった。
己の評価が下がるまでは。



































ゲイト「(危険なプログラム…か…それを言ったらエックスやゼロだって。いつ造られたかも分からない、旧世代のロボット…ルインも誰にも解析出来ないプログラムが使われているのに…)」

ずっと憧れていた。
エックス達のようなレプリロイドを造りたい。
そう思って研究を進めて来たのだ。

ゲイト「(彼らのような優秀なレプリロイドが増えれば、この世界はより豊かになる。だから…)」

しかし彼は研究所を去った。
彼は独りぼっちだった。

ゲイト「(僕は…たった1人で消えて無くなるのか…このまま…誰にも知られないまま…)」

「違うわ」

ゲイト「!?」

彼は思わず目を疑った。
女性が自分を見下ろしている。
その女性に見覚えがあった。

ゲイト「エイリア…!?」



































エイリア『凄いわ、ゲイト!!こんな複雑なプログラムを造れるなんて!!』

ゲイトがまだレプリロイド研究者だった頃。
ルインがまだ再起動していない頃であった。
エイリアはよくゲイトを称えていた。
彼女はよく彼にプログラムを尋ねてきた。
彼女は課題以上のことは出来ないからと、優秀なプログラムを造る彼を羨んでいた。

ゲイト『エイリアだって凄いじゃないか。この前の課題、クリアした
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ