第八十八話 Awakening
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にしろ!!俺達は敵じゃない!!」
腕が痺れる程の威力に顔を顰めながらも叫ぶゼロ。
ルイン「死ね…っ!!」
Ωナックルがゼロの顔面を狙うがゼロはシールドブーメランでルインの拳をいなし、逆に腕を掴んで投げ飛ばす。
ルイン「チッ…」
エックス「ルイン!!一体どうしたというんだ!!?」
あまりの変わりようにエックスは動揺し、ゼロは掠れた声で呟く。
ゼロ「ルイン、まさかお前…イレギュラー化したのか…?」
エックス「!?」
ゼロの言葉にエックスは驚愕し、ルインを見る。
彼女から信じられないくらい強大な悪を感じた。
シグマと同じ…いや、シグマ以上の悪を。
エックスは彼女がイレギュラー化してしまった理由を探す。
ふと思い出したのはナイトメアウィルスだ。
ゲイトの研究所には大量のナイトメアウィルスがいた。
ゼロが機能停止させたとは言え実体を持つナイトメアウィルス自体は残るはず、それなのにこのエリアには機能停止したナイトメアウィルスが1体もいない。
それが意味するのは…。
エックス「ナイトメアウィルスを…分解吸収したのか…?」
ゼロ「何!?どういうことだ!?」
エックス「あのアーマーを纏ったルインはウィルスを吸収することでパワーアップすることが出来るんだ。パワーアップする代償に暴走してしまうようだけど…」
ゼロ「そんなことが…」
まるでかつての自分のようではないか…。
かつてペガシオンを倒すために向かったレプリエアフォースでシグマウィルスを受けたことで狂ってしまった自分自身を見ているようでゼロの拳に力が入る。
エックス「ルインはゲイトと友人だったんだ。シグマに殺されて、多分仇を討つために…」
ゼロ「くっ…どうすればいい…!?」
エックス「…戦うしかない」
ゼロ「エックス?」
エックス「約束したんだ。彼女がイレギュラー化したら俺が止めるって、あのイレギュラーを倒して彼女を取り戻す!!」
そう言うエックスの目に迷いは無かった。
ゼロ「(強くなったなエックス…)そうだな、しかしエックス。俺の治療は荒っぽいからな。ルインを元に戻すために手足くらいは勘弁しろよ」
エックス「分かっている。元々不器用な君に手加減は期待していないから。」
ゼロ「…行くぞ」
エックス「ああ…」
ルイン「……殺す!!」
2人がルインに向けてダッシュし、ルインもΩナックルを構えて突っ込む。
エックス達とゲイトが戦った場所から少し離れた場所ではシグマの攻撃を受けて消滅したはずのゲイトが倒れていた。
ゲイ
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