第八十八話 Awakening
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一方エックスはルインを追い掛けていたのだが、メカニロイドの妨害に遭い、メカニロイドの相手をしていた。
エックス「ぐっ…このままではルインが!!」
自分もそうだが、ルインも相当エネルギーを消耗している。
今のシグマは半死半生だが、奴は何を仕出かすか分からない。
その焦りが普段なら見せない隙を見せてしまった。
メカニロイドがエックスの背後から迫る。
エックス「っ、しまった!!」
接近に気づけなかったエックスはダメージを覚悟したが、いつまで経っても衝撃が来ないことにエックスは目を開くと…。
ゼロ「どうしたエックス?お前らしくもない」
エックス「…ゼロ!?」
見慣れた紅いアーマー。
漲る闘気より放たれるプレッシャーは凄まじい。
ゼロナイトメアのような禍々しさは微塵も感じられない。
エックス「ゼロ…生きていたんだな!!」
ゼロ「フッ…エックスだって生きてるじゃないか?大体シグマ如きにやられてたまるか。といってもある人に助けてもらって命を拾ったんだがな」
エックス「ある人…?」
ゼロ「ああ…大破したボディの代わりにコピーボディまで用意してもらってな。さあ、感動の再会はここまでだ。シグマが復活したんだろう?」
エックス「ああ、そうだ。ルインがシグマを追い掛けてしまって…いくら瀕死でもシグマは何を仕出かすか分からない。」
ゼロ「ああ、だがまたとないチャンスだ。ここでシグマを処分する。しかし…」
ゼロはここで顔を顰める。
このデータ反応は…。
ゼロ「エックス、気づいたか?このデータ反応は…」
エックス「あ、ああ…ゼロと同じだ。まさかゼロナイトメア…?」
ゼロ「いや、ナイトメアウィルスの製造とそれに関するシステムは俺とルナで停止させた。それは有り得ない」
エックス「なら…誰が…?」
扉を潜ると地獄絵図。
その場に駆けつけたエックスとゼロが直面したのは、目を覆いたくなるような悪夢の光景だった。
部屋には赤黒い血が飛び散り、飛び散っている残骸がシグマの物だと辛うじて分かる程度にまでバラバラにされていた。
それと同時に、どれだけ一方的な虐殺が繰り広げられたのかも理解出来た。
紅いアーマーを身に纏う少女が血に濡れた手を見つめ、笑っていた。
エックス「ルイン…君がこれを…?」
呆然としながらルインに問い掛けるエックス。
ルインは狂気に満ちた紅い瞳をエックスとゼロに向ける。
ルイン「強い力が2つ…殺す!!」
ホルスターからアルティメットセイバーを抜くと同時にゼロに襲い掛かる。
ゼロはリコイルロッドを交差させ、セイバーを受け止めた。
エックス「ルイン!?」
ゼロ「ぐ…っ!!わ、悪ふざけも大概
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