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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ゼロの使い魔】編
042 激戦の後
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「……下手すれば、剣より馴染むな」

そう、トリスタニアの武器屋に叩き売りしてあった何の変哲も無い槍を持っただけなのに、槍が手に引っ付いてきと錯覚するほどにフィットした。

(メインを槍にするべきか…。はたまたその逆にするか…。……ん?)

ふと、べとり、とへばり付く様な──絡み付く様な視線を感じた。……だが、今は生憎と場所が場所ならうらぶれた女が藁人形などを持ち寄って参りに来る時間帯だ。……なので、梟でもないので月光があるとは云え、その光量は申し訳程度なのでよく見えない。……辛うじて見えるのは、ざわめいている木々くらいなものか。

(……生命的な反応は無い)

仙術や見聞色≠ナ探ってみるも、生命反応は無い。……夜の森の中──そんないかにも≠ネロケーションも相俟ってか、現在の不気味さに拍車を掛けている。

視線があるのに、生命反応は無い。……以上の事から考えられるのは、サーチャーや専用のマジック・アイテム等の線が濃厚。

「部屋に戻るか…」

ちやほやされるのはわりと好きだが、観察──ないしは監視されるのが嬉しいとか、そんな奇特な趣味なんて俺には無いので部屋に戻る事に。……次からの鍛練は人間の居ない別世界≠ノする事に決めて…。

SIDE END
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