【ゼロの使い魔】編
040 赤≠ニ白≠チて普通は目出度いはず… その3
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イカー)≠フ姿から然程変わっていない。……かと云って、変化≠ェ無い訳でもなかった。
ならばその変化≠ニは何なのか──
その身体はどことなく朧気で定型を保っていない。才人の一挙手一投足を起こす度、周囲にスパークが巻き起こる。……最早それ≠ヘ平賀 才人≠ニ云う人のカタチをしている現象≠ニ云ってもいいだろう。
「君は本当に面白い。まさか人の身で、文字通り雷≠ノなるなんてね。……さぁ、まぁまぁ時間も圧している。最終ラウンドといこうか」
「ああそうだな」
「覇ぁぁぁぁあっ!!」
ヴァーリは才人の返事を聞くや否や、刹那に迫る程の速度で才人へ肉薄し、ドラゴンのそれとなった凶腕を才人目掛けて振るう。しかし、ヴァーリのその行動は愚策だった。
「甘い。見えているぞ、ヴァーリ!」
思考速度すらも速くなっている才人は、おめおめとヴァーリの拳を喰らってやるはずも無く、才人はヴァーリの振るって来た拳を防ぐ。
「ぐっ! がぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!!」
――バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!
才人がヴァーリの拳を受け止めて数須臾後地を揺るがさん程の雷鳴と共に、眩い程の雷光がヴァーリの身を襲う。
今の才人は、相対しているヴァーリが言った通り人のカタチをした雷≠ニ云う現象≠セ。ヴァーリはそんな才人へと突っ込んだ。そんな事をすればどうなるか? そう──有り体に言うなれば、ヴァーリの自滅だった。
「はぁっ…はぁっ…! だが触れた≠シ! 平賀 才人!!」
『DivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivide!!』
「くっ! 半減される…ならっ、倍加させる…まで!」
『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!』
才人はいきなりの半減に苦悶の浮かべつつも、ヴァーリの半減数プラスアルファで倍加してや
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