【ゼロの使い魔】編
040 赤≠ニ白≠チて普通は目出度いはず… その3
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SIDE OTHER
覇龍(ジャガーノート・ドライブ)=Bそれは二天龍──ないしは神器(セイクリッド・ギア)≠ノ封じられたドラゴンの力を完全開放した状態。使えば生命力を著しく削り、最悪死ぬ。……が、ヴァーリの覇龍(ジャガーノート・ドライブ)≠ヘ、生命力の代わりに先祖譲りの膨大とも云える魔力を消費しているので死ぬ事は無い。
「さぁいくよ? ……我、目覚めるは…」
<消し飛ぶよっ!><消し飛ぶねっ!>
「覇の理に全てを奪われし、二天龍なり」
<夢が終わるっ!><幻が始まるっ!>
「無限を妬み、夢幻を想う」
<全部だっ!><そう、全てを捧げろっ!>
「我、白き龍の覇道を極め」
「「「「「「「「「「汝を無垢の極限へと誘おうッ!」」」」」」」」」」
『Juggernaut Drive!!!!!!』
歴代所有者達の聲≠ニ共に覇≠ヨ至る為の呪を紡ぐとヴァーリは小型なドラゴンへとその姿形を変えた。
「それがヴァーリの覇龍(ジャガーノート・ドライブ)≠ゥ。その気配だけでも殺されそうな程の殺気を感じるな。……それはさて置き、じゃあ次は俺の番だな。……我、目覚めるは──」
――バチッ!
才人の身体から赤いスパークが漏れる。
「遍しき穹の理を制さんとする赤龍帝なり」
――バチチッ!!
「轟雲すらも我が力を以て悉くを服わす」
――バチチチッ!!!
才人が呪を紡ぐ度、スパークは段々と激しくなる。……才人から歴代所有者達の聲≠ェ聞こえないのは歴代所有者達の怨念を消したからだろう。
「我、天より降り注ぐ幾条もの光矢となりて」
――バチチチチッ!!!!
「汝を霖天灼き裂く雷帝の許へと誘おう!!」
――バチチチチチッ!!!!!
『Juggernaut Over Drive!!!!!!』
――バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!!!
才人のそれは既にスパークの範疇を超越していた。ヴァーリはその雷光を──その赤い、紅い雷光を見せられて、魅せられて息を呑んだ。
「……覇龍(ジャガーノート・ドライブ)≠ワでオリジナルのそれに昇格させるか。……名付ける事が許されるなら“灼雷の轟覇龍(エレクトリロッソ・ジャガーノート・オーバードライブ)”と云ったところか」
「……“灼雷の轟覇龍(エレクトリロッソ・ジャガーノート・オーバードライブ)”か…。らしい*シ前だな。……でも、良い名前が思いつかなったから困っていたんだ君の名を頂こう。ヴァーリ、良い名を付けてくれてありがとう」
才人の様相はヴァーリの様に、小型なドラゴンになっている訳では無い。寧ろ禁手(バランス・ブレ
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