暁 〜小説投稿サイト〜
普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ゼロの使い魔】編
037 盗賊(フーケ)ごっこ楽しいです
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……「待て」と言われて待っ泥棒は居ない。“スモーク・カーテン”を使った時点で退路は確保──窓は開けてある。ミシェルの制止を促す声を耳に、リッシュモンの邸宅を後にした。

(……あ、もう外套℃gえなくなった)

そんな事を考えながら…。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

あの後王宮の宝物庫に忍び込み、今回リッシュモンから接収した金額の半分を置いておいた。それらのカネを置いたのが操り人形(リッシュモン)≠セとバレると、後々面倒な事になりそうなので架空の人物をでっち上げた。

「手に入れたお宝をもともとの持ち主に返すなんて、わざわざあんたもモノ好きな事をするねぇ」

「まぁ、ね」

俺はマチルダさん部屋にてマチルダさんと駄弁っていた。……あえて言っておくが決してピロートークなんかではなく、単純に紅茶──やピーチティーを飲みながら駄弁っているだけ。

閑話休題。

「ねぇ、サイト」

「……ん?」

「……テファに会ってみないか?」

珍しくマチルダさんはしおらしい態度で、寝耳に水な内容を切り出して来た。

SIDE END
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