【ゼロの使い魔】編
036 そこはかとなく説明回
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るからだ。
――ヒュン…ヒュン…ヒュン…
「……?」
一息着いた才人は急に押し黙ったドライグに首を傾げながらも、また剣を振り始めるのだった。
SIDE END
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
SIDE 平賀 才人
そんなこんなでルイズに虚無≠説明する日になった。ユーノとの相談の末、日にちは虚無の曜日で、説明する場所はトリスタニアにある【白銀の月夜】亭にてルイズに説明する事となった。
VIPルームには入る事が出来たが、ルイズ連れだったのでキーラは何かを勘違いしたのか、凄惨な視線を浴びせてきた。……それも、俺がマントを被って──貴族になっているのがどうでも良いと云わんばかりの表情で…。
閑話休題。
「取り敢えず、今から俺達が話す内容がどれだけ大言壮語だろうと、漫然とそういう事だ≠ニ呑み込んで理解してくれ」
「……? 判ったわ」
ルイズが頷いたのを確認すると、倉庫≠ゥらデルフリンガーを取り出し、デルフリンガーが喋れる様にその刀身を抜いてやる。
「それはサイトが使っているインテリジェンスソード?」
「そう。銘は“デルフリンガー”。……勿論、こいつはただのインテリジェンスソードじゃない」
「ただの<Cンテリジェンスソードじゃない?」
ルイズは言外に話の続きを促す。
「ああ。始祖ブリミルの使い魔が使っていた愛刀だ」
<おうよ。ブリミルの使い魔──ガンダールヴが使っていたデルフリンガー様だぜ!>
「……嘘よ。そんな物が在ったら、一体どれだけの価値が──」
「ルイズ、だからサイトは言ったでしょう? そういう事だ≠ニ呑み込んで理解してくれ>氛氓ニ」
信じ難いと云った表情を浮かべるルイズにユーノはそう宥めた。……俺は頃合いを見て話を続ける。
「トリスタニアの武器屋に置いて有っただ。当初はただの錆付き刀だったが、その内にデルフリンガーは元の姿を──今の姿を思い出したんだ」
“リコード”の虚無魔法を使った事は教えない。今のルイズに情報を与え過ぎても混乱するだけであろう事が判りきっているから。
「だから一番詳しいであろう、生き証人のデルフリンガーに虚無≠ノついて語って貰おうと思ったんだ。……ここまではいいか?」
「……ええ。納得は出来ないけど、理解はしたわ」
SIDE END
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
SIDE ユーノ・ド・キリクリ
あれからデルフリンガーは虚無≠ノついて語った。ルイズの疑問──サイトがどうしてルイズの虚無≠隠そうとした理由はサイトが語った。
―ルイズが虚無≠ニ云う事は始祖ブリミルの直系がラ・ヴァリエールに有ると云う
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