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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ゼロの使い魔】編
035 悪戯(ドッキリ)
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う、変わった事が有るとすれば、時々タバサと組手をするようになった──というか、タバサから頼まれた。……タバサに理由を訊ねてみると、詳しい話を聞いていないが、何やら力≠ェ欲しいらしく、俺を丁度良い特訓相手に見定めた様だ。

俺も“咸卦法”等のネタ技の試し撃ちに丁度良かったため、タバサの申し出を承諾した。

「こんな風に…な! “コンディセンション”」

「ガボッ!?」

タバサの口元を覆う様にソフトボール程の大きさの水塊を凝縮≠ウせる。因みにこの凝縮=A形成条件をタバサの口周りに設定(?)してあるので、タバサが動いても凝縮≠ウせた水塊もタバサの口元にトレースする様な形で動く。

「……こんな感じで、相手の虚を突く術を幾つも持っていると、戦場での生還率はかなり上がる」

ハルケギニアの魔法はイメージ次第でどうにでもなるので、かなり便利だ。……その分イマジネーションが必要だが。

タバサも俺の説明に得心がいったのか、鷹揚に頷いていた。……タバサに先ほど俺が使った凝縮≠伝授して、タバサとの特訓を切り上げた。

SIDE END
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