禁断の果実編
第118話 フェムシンムの滅び
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いな奴は、ここで俺がぶっ潰す!!」
紘汰が立ち上がり、壊れたカチドキロックシードをかざした。
紘汰の両目が赤く光った。するとカチドキロックシードは一度、多角形の果実となり、次いで完全に修復されたロックシードに戻った。
(自分でロックシードを、直した? 果実をロックシードに変えるならともかく。そんなことできるの、わたしが知ってる中じゃ王さまくら、い……)
まさか。碧沙は慄然として、変身している紘汰を見た。まさか彼は、すでに――
碧沙の疑念を裏付けるように、戦いの中でヘルヘイムの蔓をレデュエがけしかけた時、まるでそれにやり返すように別の蔓が鎧武の後ろから伸び、ロシュオの斬鉄剣を拾って鎧武の手にもたらした。
ロシュオの形見の剣で鎧武はレデュエに斬りかかる。斬鉄剣は過たずレデュエの胴を貫いた。
鎧武は一度下がり、火縄大橙DJ銃を構え、オレンジの錠前をセットした。
火縄大橙DJ銃から発射されたエネルギー砲は、レデュエに着弾し、爆散させた。
「王さま、やりましたよ。葛葉さんがレデュエのことやっつけてくれましたよ」
呼びかけてもロシュオは答えない。その意味を分からないほど、碧沙は鈍くなかった。
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