三話 妖精の追跡者
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りも一段と早い突きだ。避けるも反応しきれずに左の方辺りに刺さる。激痛が走った。
「すごい。急所狙ったのに。ずらされた」
驚きを隠せずにいる少女の手を掴む。通常攻撃が当たらない以上。多少捨て身ではあるが至近距離から試したいものが一つあった。
俺はすぐにナイフの柄についたスイッチをいれる。そして一気に振り払う。すると衝撃波が生まれ相手はもろに食らう。そして一気に吹っ飛ばされた。俺も作戦の成功に胸を撫で下ろしつつ刺さったレイピアを抜く。
「やっば京菱かー。また、助けられたな。」
今切り払ったナイフはステルスを斬り裂く衝撃波を生み出す機能を備えていた。しかし、欠点として一撃しか使えない、加えてナイフ自体も使い物にならなくなる。
「夢夜さん!!!大丈夫ですか!?」
隠れていたこなみが近づいてきた。
「ああ、大丈夫だよ。そっちも怪我はなさそうだね」
「でも、夢夜さん、血が........」
「大丈夫だって」
すぐに止血をする。
そうしていると、再び強い殺気が向けられる。
見ると倒した少女が立ち上がり剣を構えていた。
「予想外。プラン変更」
剣の周りに風が集まっていく。
「モデルN削除」
こなみ向け一気に振り下ろす。集まった風が襲いかかって来る。俺はこなみを庇うように抱き寄せた。背中から激痛と衝撃が走る。
衝撃が強く俺たちは勢いで海に落ちた。
「時間。帰投する」
それを最後に俺は意識を失った。
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