暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
第61話 部長のお仕事
[2/15]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
とばかり興味が湧いて俺は曹操さんにこっそり尋ねた。

「それはもうラブラブさ、校内では知らない人もいないくらいにね。鎧武者と甲冑鎧のカップルといえば今やうちの学校の名物の1つだしね」

 そりゃ有名になるだろうよ! なんたってビジュアルがすごいもん! っていうか今の聞く限り、日中もあんな格好してるのか!? 前に聞いた時は鎧着るのは夜だけって言ってたのに悪化してるじゃん!

「おまけに同じ研究室にいることもあって、普段から惚気けられて大変だよ。それはもう砂糖を吐くくらいに」

「あ、あははは……ご愁傷さまです」

 そりゃ大変だな。でも、鎧と甲冑の惚気話ってどんなのなのか、ちょっとだけ興味があったりして……と、そこで

「イ、イッセー、あの人とは一体どういった知り合いなんだ?」

 と、表情を引き攣らせたゼノヴィアが聞いてきた。そしてその後ろではイリナや、スーザンを初めて見るオカ研部員たちも興味津々といった感じで、でもスーザンの格好に若干戸惑いつつ注目している。

 しかしあれだな。この中で一番感性がズレてるゼノヴィアもスーザンのあの格好には戸惑ってくれるのか。うん、やっぱりそれが普通だよな。あんなのとにこやかに談笑してる部長のほうがズレてるよな。さっきレイナーレは俺が変人の対応が得意分野だなんて失礼なこと宣ってくれたが、部長の方が得意なんじゃないだろうか?

 と、俺も部長に対して少々失礼なことを考えつつ、ゼノヴィアの問いに答えることにした。

「えぇっと、詳細は省くけど、依頼でスーザンが意中の相手を射止めるためにラブレター書くのを手伝ったんだ」

「……今更だが、本当に悪魔らしくないな君たちは。悪魔なら心をそのまま操ってしまいそうなものだが」

「自覚はある。それから部長が一応提案してたけど、本人が自分の力で振り向かせたいからってさ」

「うん? 彼女は悪魔ではないのかい?」

 と、そこで曹操さんが興味深げに聞いてきた。

「えぇ、彼女たちは教会の人間で、悪魔の仕事の見学をしてるんです」

「……へぇ、それは面白いね」

 ……うん? 悪魔と教会の人間が一緒にいるのは、例え裏の事情に詳しくなくても疑問に思うところだろうけど、面白いってなんだ?

「さて、全員揃ったところでいよいよ例の物を見てもらいましょう。グレモリーさん、よろしくお願いします」

「えぇ、そうね。では早速始めましょうか」

 お、いよいよか。まぁちょっと曹操さんの感想がおかしかったけど、まあこの人もスーザンほどではないにしろ変わった格好してるし、少し変な感性してるんだろ。それよりも依頼だ依頼! 部長のような上級悪魔に見てもらいたい物なんて、いったいどれほどのものが飛び出てくるのか楽しみだぜ!

 それにし
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ