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魔法科高校の有能な劣等生
昼食タイム
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法科高校に入学出来て良かったと思うぜ」

「俺も同感だな」

歳月と俺の意見が合致した。
俺が優等生として魔法科高校に入学していたら俺は今の俺とは違う自分だっただろう。
優等生として入学出来れば得が有るが自分が特別な人間と思い込み劣等生を見下す。
風香の言う事も考え方も俺は否定しないが正しいとも思わない。

「私も、、、劣等生として入学出来て良かったと思います」

風香の顔が赤くなった。
モジモジとモジモジと緊張している。

「取り敢えず俺は優等生と劣等生に疑問を持っていた訳ですが一番の疑問を言います」

「お、おう」

「俺の一番の疑問、名前で優劣が決まる。
そんな事実が許されていいのだろうか?」

名前で優劣が決まる。
数字付き「ナンバーズ」を歳月は疑問にしている。
理解出来る悩みだが、、、、、、、、、、、、、、、、


「別に全てのナンバーズを否定してるんじゃなくてだな。
あの、その〜〜〜〜〜〜」

「普通の人種からでも魔法の才能を持って生まれてくる人間も存在する。
数字付きだからと言っても魔法の才能を持たず生まれてくる人間も存在する」

「そうそれ!!
それが言いたかった!」

数字付きの名家でも魔法の才能を持たず平凡な人間として生活している人間も少なからずいる。
数字付きと言っても全てのナンバーズが魔法の才能に恵まれている訳ではない。
元数字付きの俺から言うならば。

「昔の先代が優秀だったから現在も数字付きとして生きている」

今の俺なら解る。
先代達は今の俺に比べたら別格で賢く逞しい。

「俺の一族は元数字付きだからお前の言いたい事が十分解る」

才能に溺れ力を振るい自分が世界の中心と勘違いした男の顔が頭に浮かぶ。
自分を強者と思い込み自分以外の人間を弱者と見下し妻を息子を一族の人間も道具として扱ったあの男。
俺はそんな男の血を受け継いだ最低な人間だ。


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