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魔法科高校の有能な劣等生
昼食タイム
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魔法科高校の重大イベント 九校戦出場枠争奪戦予選。
九校戦に出場する生徒は大体決まっているが決まっている生徒は優秀生徒のみ。
優秀生徒以外から出場する生徒は優秀だが九校戦出場が確定の生徒と比べたら劣等生だ。
劣等生から見たら優等生、優秀生徒から見たら優等生も劣等生も同類に見えているだろう。
優秀生徒も優等生 ブルームだとしても実力差はアリと戦車に近い差だ。
優等生として入学する筈だった俺も優秀生徒から見たら俺もアリ同然なんだろうな。

「優等生と劣等生の違い?」

零は箸を動かす指を止め歳月の話を聞く。

「零が考える優等生と劣等生の違いって何だと思う?」

難しい質問に聞こえて実に簡単な質問だ。
俺は途中で止めていた箸を動かし唐揚げを箸で掴んで口に入れる。

「優等生、優れた才能を持つ生徒。
劣等生、才能を持たず優等生に比べ劣っている生徒」

実にシンプルで単純な答えだ。
劣等生も優等生も同じ人間だが才能の有無は個人差が存在する。
だから優等生と劣等生に生徒は別けられ各々を道を進む。

「普通の答えだな。
お前なら珍しい返答を言ってくると思ったが」

「珍しい答え?」

「お前は他の奴等と違って微妙に違うからな。
答えも結論も他の人間が出せない事を言ってくれると思ったんだよ」

俺の普通の返答が期待外れなのか歳月は目線を下げる。
普通の結論より普通の人が考えられない答えを歳月は求めていたのだろう。

「なら、お前は?」

「俺は、、、、、、、、、?」

言葉が行き詰まり歳月は悩む。
頭の中で答えは存在していても口に出せないようだ。

「私は差別意識が生み出した産物だと考えます」

昼飯に集中していた風香が答えた。
その答えは風香が考えとは考えられない答えで俺自身も少し驚く。

「お、意外な返答を期待」

風香の返答が気になるのか歳月は下げていた視線を風香に向ける。
俺も気になるので目線を風香に向け返答を聞く。

「簡単に言うなら魔法科高校を例えて言います。
優等生、普通の学校なら勉強が出来て愛想が良い生徒。
劣等生、優等生より劣り勉強が苦手で愛想が悪い生徒。
魔法科高校の場合は勉強より魔法を扱う技量で優等生と劣等生を判断していますが優等生は自分より劣る劣等生を見下し蔑みます。
劣等生は優等生と比べれば劣り補欠として入学出来て万歳と言った方々が大半」

「け、結構、現実的だね」

「そうですか?
優等生は自分が特別な存在だと勘違いして劣等生は自分には才能が無いと諦めてだけだと思いますけど」

現実的で固い風香の考え。
別に否定する気も共感する気も起きないが現実的に言ってくる風香に俺は驚きを隠せなかった。

「ま、俺は劣等生として魔
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