第四話 由比大尉!正雪の方じゃないからな!!その十五
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「それで真ん中当てるんだぞ」
「素直に凄いって言えよ」
「ったくよ、まあな」
「俺達には秘策もあるからな」
にやりと笑っての言葉だった。
「それを見て驚け」
「今回も俺達が勝つ」
「一つ言っておくがだ」
由比は自分の左手にいる二人を見つつ言うのだった、きりきりと弓を引きつつ。
「これは弓道だ」
「そんなのわかってるんだよ」
「俺達だってな」
「卑怯な真似は出来ない」
絶対にと言う由比だった。
「それは言っておく」
「へっ、何でも勝てばいいんだよ」
「弓道だってな」
相変わらずの二人だった、今も。
「正々堂々とか知るかよ」
「俺達の力を見せてやるぜ」
「今からな」
「俺達の戦い方をな」
「では私もだ」
その由比も言うのだった、二発目を放ってから。その二発目も的の中央を完璧に射抜いた。その中での言葉だった。
「それを見せてやろう」
「よし言ったな」
「じゃあ見せてやるからな」
「俺達が今回どうして勝つか」
「それをな」
二人も弓を引く、そしてそれぞれ的の中央を射抜いていく。そうした勝負を三発四発と進め九発目まで終わった、だが。
勝負は互角だった、三人共的の中央を射抜いていく、その中で遂に十発目となった。だがここでだった。
審判役の神社の神職の一人大石さん(モブです)さんがだ、三人と観衆そしてマスコミ達に拡声器を使って言った。
「十発目で決着がつかなかった場合ですが」
「はい、どうするんですか?」
「その時は」
「勝負がつくまで続けてもらいます」
つまり延長となるというのだ。
「そうして頂きます」
「よし、それなら由比大尉の勝ちだ」
「大尉が疲れることは有り得ないからな」
その体力も無尽蔵であるというのだ、日帝衆の者らしく。
「いつか外道兄弟が疲れてな」
「そして勝つのは由比さんだ」
「延長望むところだぜ」
「遂に日帝衆が勝つんだ」
「そしてこの連載も終わりだな」
日帝衆が勝てば再併合が成りこの小説の連載は終わる、ここかなり重要。
「打ち切りになる前にな」
「無事連載終了だ」
「大団円だぜ」
「ハッピーエンドだ」
「誰がそうさせるかよ」
「俺達はネット小説のスターになるんだよ」
ジャスティスカイザーの二人はまだ野心を見せる、彼等はバイト料や就職、エロだけで満足したりはしない。
「アニメにもなってな」
「人気声優さんがそれぞれ中の人になってくれるんだよ」
「俺中の人梶さんがいいな」
「俺鈴村さんな」
「あと悪田部さんは作者が浪川さんって言ってるからな」
「アニメ会社の人とか声優事務所の人宜しくお願いします」
勝手なことを言いつつだ、そしてだった。
二人はその十発目を迎える、ここで。
由比はまた弓を構え放とうとする、
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