第2章 闇艦娘、響
第01話
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らかに不機嫌な顔になった。
「そういうの、ずるいよ。提督、意地悪だよ」
響・黒は提督を睨みながら、頬に一粒の涙を伝わせる。
そしてこの涙が、響・黒の中でくすぶっていた感情を爆発させた。
「……不安なんだよ、提督……だって……やっぱり寂しいよ……提督のこと好きなのに……いつも一緒にいられるわけじゃないし……提督は無駄な感情は殺せって言うけど……やっぱりつらいよ……苦しいよ、悲しいよ……だって私じゃない誰かと一緒にいるんだもん……そんなのないよ……くやしいよ……提督はいいよね、ずっと女の子を抱いてるんだもん。寂しいなんてこと、ないよね……」
「あー、やっぱそうなるかー」
提督はふぅを溜息をつき、そして響の脳天におもいきり額を打ちつける。
“ごすぅ”という痛々しい打音が鳴りひびき、響・黒は涙目になって脳天を押さえる。
「な、なにをするの?!」
「なにするじゃねぇんだよ、お前はよぉ。ったく、お前にはわからんかもしんねぇがよぉ、与える側と与えられる側じゃあ、与える側の方が何倍にも大変なんだぜぇ? 得るものも多いが、苦悩も苦労も苦痛も多いんだわ。ましてや不眠不休で女を抱き続けるってのはよぉ、肉体だけじゃなくてよぉ、精神的にもヤベェんだぜ? まぁ、お前にわかるわけねぇだろうがよぉ」
「提督には提督なりの苦労があるって言いたいんでしょ? ……そうだよね、それはそうだよね……でも……だからって……私の中の意地汚い欲求は消えないんだよ……薄汚れた醜い感情は絶対に消えない……」
提督は布と秘肉門の間に指を滑りこませ、直に秘肉門をさすり上げる。
ぴったりと閉じた秘肉門は、割れ目からとろりとした愛油を噴き漏らしていた。
その愛油のぬるぬるとした感触を楽しみつつ、割れ目に沿って秘肉門を滑らかに撫でる。
「ひゃぅぅッ……提督ぅ……」
響・黒はとろけた切ない目で提督を見つめた。
響・黒の目は、ずるい! と無言で訴えかけている。
「響・黒よぉ、そこまで言うんなら、お前が欲しがってるもんをくれてやるよ。だがな、後悔すんなよ? お前が嫌だって言っても止めねぇかんな。絶対ぇに止めねぇ。お前が欲しがったんだ、その全部を受け止めろや」
響・黒はエッ? という顔をしている。
なにかとんでもないことをされる……そんな不安が響・黒を襲った。
「響・黒よぉ」
提督は秘肉門をぬちゅぬちゅいわせながら、響・黒の唇に自分の唇を寄せていく。
それを見た響・黒は目を潤ませて、唇が重なるのを心待ちにする。
唇が重なるか重ならないかというところで、提督は響・黒にささやいた。
「愛してるぜ、響・黒」
「あ……嬉しいよ……」
響・黒の心がほっこりと温かくなった。
そしてふ
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