マクロスF
0740話
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数を減らす。……とは言っても、実際にバジュラが強化されている以上ガンポッドは殆ど牽制にしか使えないだろう。反応弾も言うに及ばずだ。だがアサルトナイフは幸い敵に対する使用頻度が少ないのでまだ効果があると思われる。よってアサルトナイフで装甲を損傷させ、ガンポッドやレーザー機銃で内部を直接攻撃するという手段になるだろう。それと、アクセルが装備しているトルネードパックのビーム砲だな』
『うげ、俺が今回出る意味って何だろうな』
心底嫌そうに呟いたのは、狙撃型であるVF-25Gに乗っているミハエルだ。まぁ、狙撃の効果が無い狙撃型とか、色々な意味で不憫でしかないしな。
『安心しろ。ミシェルの機体にはL.A.Iから試作品を預かっている。ルカ』
その言葉と共に持ってこられたのは、VF-27の使っている巨大なガンポッドに似ている武器だ。ただし、細かい所に結構な違いがある。恐らくは……
『ミシェル先輩、これはギャラクシー船団のアンタレス小隊からのデータを基にしてL.A.Iで開発した重量子ビームガンポッドです。性能試験は済んでいますが、実戦に使うのは初めてなので、扱いには注意して下さい』
『おほっ、ルカの実家もいいもの開発してくれるじゃないの。……実戦に使うのが初めてだってのは色々と不安だが、これがあればバジュラに対しても有効なダメージを与えられるんだな?』
『はい、期待しています。ただしあくまでもプロトタイプですので、データも重要ですから必ず持ち帰ってきて下さい』
『了解了解っと。それにしても、確かにでかいな』
へぇ、なかなかにいい武器を開発しているな。これが量産されればなんとかいけそうな気もするが……いやまぁ、無理か。どのみちバジュラが対応すればそれまでだし。
痛し痒しだな。強力な武器を量産すれば、それだけ相手が対応する速度も速くなる。それなら強力な武器を少数精鋭の部隊が使う方が効果的……ってのが今の状態だ。
『……何? ラビット1が少し遅れる? 了解した。よし、スカル小隊、ピクシー小隊、出るぞ!』
どこかと通信をしていたのだろう。訝しげに返答したオズマのその言葉と共に、機体がカタパルトデッキへと移動させられて順次戦場へと発進していく。そして俺の番になり……
「スカル4、アクセル・アルマー、VF-25S、出るぞ!」
その言葉と共に、現状で数少ないバジュラを倒せる戦力である俺の機体は宇宙へと向かって放たれる。
幸い、戦端が開かれたと言ってもそれ程時間は経っていない。これなら……いや、駄目だな。
視界の隅でVF-171がバジュラに攻撃をしても、全く無傷のまま逆に撃破されている光景が目に入ってくる。
『全機、まずはこの重いのを処分する。全機……撃てぇっ!』
オズマの声に従い、スカル小隊全
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