露見する悪意その四
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クラディールサイド
アルンのテラスで一人佇んでいると、レコンと会った。
「よう、スイルベーン以来だな、レコン」
リーファが心配でここまで来たのだろう。彼の根性は、出会って少ししか経っていない俺でも解る
「少し、話すか」
俺はレコンに全ての事を語って聞かせた。レコンは黙って聞いてくれたが、心中は穏やかでは無いだろう
「よし、悩める少年君の為にお兄さんが一肌脱いでやろう」
そういって飛翔する。レコンも慌てながら着いてきた。
「クラディールさん、何するつもりですか?」
「デュエルだよ」
短く答える。数キロ離れた所ではリーファとキリトもデュエルをしていた。恐らくあいつも、俺と同じ考えに至ったのだろう
「うわぁぁ」
「随意飛行をしなきゃ駄目だな」
デュエルと言ったが、途中からレコンへの修行になっていた。しかし、リーファも見る目があったのだろう。彼の反応速度は、SAO時代の俺に勝るとも劣らない。
「やぁぁ!」
リーファとキリトのデュエルが終わる直前、完全に随意飛行をマスターしたレコンに、ぴたりと短剣を突きつけられた
「さて、俺達も終わるか」
「ですね」
向かいの二人も和解していた。
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