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仮面ライダー龍騎【13 people of another】
Part One.
First chapter.
第8話
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っけ?お前は何を願うつもりなんだ?」
「俺を苔にした奴らをこの世から消し去る」
「………」
「俺が言ったんだ、お前も言えよ。あと名前も」

ナナはしばらく考えた後に口を開いた。

「願いは、とある人を生き返らせること……名前は、読川ナナ」




「あのモンスター多すぎる!」

亮平はインペラーの契約モンスターであるギガゼール、その他のゼール系モンスターから逃げ、ミラーワールドから帰ってきたところだ。

亮平は一息つくと空を見上げる。
雲ひとつない空を見て亮平は大学へ戻るために足を運んだ。


──…


「ナナくん!」
「は、はい?」
「次はこれを着て!」

芳樹と亮平の家に帰ってきたナナはすぐに亮平の着せ替え人形と化していた。
ナナはそれに戸惑いながらも亮平の言われた通り、次から次へと服を着せ替えていく。

「読川くんドンマイ」
「俺らは優雅にこの着せ替えショーを楽しむさ」
「ちきしょう」

ナナの気など梅雨知らず、亮平はまだ着せ替えショーを続けるつもりでいるらしい。
「イマイチ」と亮平は頭を抱える。

「ナナくん、何か好きな物はない!?」
「す、好きな物、ですか?」
「そう、好きな物!」

ナナはしばらく考えるとある一つの答えを出した。

「えっと………ヘビ、が好きです」
「ヘビ?」
「はい、カッコいいし…….強そうだし、俺もともと爬虫類とか好きで、サイフの中とかヘビの皮入ってるし、それくらいすきなんで………」

亮平の手がプルプルと震える。

「採用!」

怒られると身構えていたナナはあっけらかんとした。
そして亮平は勢い良く紙に何かをガリガリと描き始めた。

「芳樹!そこのボタン箱取って!」
「え?ああ…ハイハイ……」
「イケる!これ、絶対にイケる!」

もう止まらなくなってしまった亮平を見て三人はただただ固まるしかなかった。

「よし今日はこのまま徹夜だ!」
「いや、ちゃんと寝てくださいよ!」





.




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