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仮面ライダー龍騎【13 people of another】
Part One.
First chapter.
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《ベノバイザー》を取り出した。
そんな二人の戦いに気がついたのは亮平だった。
近々開催されるファッションコンテストの準備をするために街へ買い物をしていた亮平の目の前の鏡に王蛇とインペラーが戦う姿を見たのだ。
戦いの状況はもちろん王蛇が圧倒的に有利だった。
亮平はすぐにライアに変身しミラーワールドへと入る。
ミラーワールドに来ると王蛇とインペラーはライアを見る。
「キミは、始めて会うライダーだな」
「だったら?」
「……なんで、ライダーになった?」
「願いを叶えるためだろ?当たり前」
「そうか、なら俺はお前を見逃す理由がなくなった」
ライアはインペラーとすぐに抗戦しようとするが王蛇はそれを止める。
「こいつは俺の獲物だ、邪魔をするな」
「それなら、三人でやるか?」
「賛成」
三人は睨み合い、次の瞬間に同時に攻撃を繰り出した。
───…
「油島さーん?」
三人が戦っている時、芳樹は油島の家を尋ねていた。
なぜここに来たかというと、ナナのことだ。昨日ナナが何故か怒り、その理由をここに来ればわかるだろうと思い来たのだ。
「インターホン鳴らしても出て来ないし……仕事かな?」
しかしドアはすんなりと芳樹の侵入を許可してしまった。
「ぶ、不用心だな……」
家の中に入ると、そこにはベッドで寝ずにソファに寝ている油島がいた。しかもスーツ姿のままだ。
「ゆ、油島さん?いたのかよ!」
「あー………その声は……桑元か?」
「あ、はい。そうですよ……って起きてたんですか?」
「さっき、お前が入ってきた時に」
油島は起き上がると芳樹を部屋の奥へと案内しテーブルに座らせると、油島は冷蔵庫へと向かった。
「麦茶でいいか?」
「はい、お構いなく……」
麦茶の入ったコップを芳樹の目の前に置く。
「あの、ナナの事なんですけど」
「あれか?あれは、完全に俺が悪い……ってかおふくろを思い出したよ」
「え?」
油島はぽりぽりと頬をかくと、ゆっくりと話し始めた。
「どんな奴だって、飯作った後にいらないなんて言われたら怒るだろ?がんばって作ったんだから」
「……確かに…そうなんですか?」
「ましてや、俺は読川が晩飯を作る時間帯を知ってるんだ、連絡くらいしてやるのが筋だろ?」
「まあ、そう言われてみれば」
「そう考えると、おふくろの気持ちがよくわかったよ。俺なんか、ロクに部屋の掃除もしなかったのに、おふくろが善意で掃除をしてくれたのにそれを咎めたこともあったし……」
油島は懐かしそうに顔を歪める。
「ただ、このままだと非常にヤバイ」
「はい?」
次の瞬間、油島はいつになく真剣な顔に変わった。
「ヤ
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