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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第7章:過去から未来への歴史
最終話:納得の結末
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したよ」
「ちっ、つまらん。あのガキに、あんな美女は勿体ないんだよ……ビアンカ似の絶世の美女なんてさぁ!」

「へぇ〜……そんなに母さんとソックリだったんですか?」
「何だ……マザコンボーイはママにソックリな血の繋がらない美女に興味津々か?」
突然興味を持ったティミーに、父親が意地悪く問いかける。でも……先祖なんだから、血は繋がってるのよね? かなり薄まってるでしょうけど、繋がりはあるのよね?

「美人に興味が無いと言えば嘘になります。ですが今回僕が興味を持ってるのは、父さんの態度ですよ。母さんソックリな美女だったんでしょ? もしかして貴方の奥方も、ラインハットやテルパドールの様に血の繋がりがあるんじゃないですか? ()には散々『近親相姦はダメ! 血の繋がった者同士はダメ!!』と言ってたのに、ヤリまくってた訳ですから……大丈夫なんですか?」

「うっさい馬鹿! フレアさんやピエール等は知らなかったんだから不可抗力だ! それにシンシアには手を出してない……特定の相手が居る女性には手を出さないのが僕のルールだ!」
「なるほど……確かに父さんのルールではそうですね。ですが知らなきゃ手を出すでしょ! 本当に手を出してないんですか?」

「ねーつってんだろ! シンシアと初対面する前から、シンの彼女だと……ビアンカ似の他人(ひと)の女と聞いてたんだから、僕は自分のルールに従った!」
「本当ですかぁ〜? 母さんのフリして迫ってきた彼女とシちゃったんじゃないですかぁ〜?」

「ティミーさん、それは絶対に無いですよ」
「何でさウルフ君!? ムカつくがこのオッサンの魅力は絶大だ……特に女性を発情させるオーラに関しては、魔王の放つ邪悪な呪いレベルで強烈だぞ」
私の息子は父親の事を褒めてるの……貶してるの?

「大丈夫なんだって。なんせシンシアさんはティミーさんの彼女……アルルの様な真面目女だから。彼氏を困らせるクソ野郎に迫るわけがない! 冒険中もリュカさんに対し『テメーも少しは戦えよボケ』オーラを出してたからね。多分アルルと気が合うと思うよ」

「ふ〜ん……ちょっとつまんないな。もっとこの男を困らせれば良いのに……」
「何この息子……ムカつくんですけど! ぶっ飛ばしても良いですか? それってDVですかぁ?」
頬を膨らませ外方(そっぽ)を向くリュカに周囲から爆笑が巻き起こる。

「でも〜……お父さんの魅力に気付かないなんて、馬鹿な(ひと)ですよね」
実の父親を愛して止まない馬鹿な(ひと)代表が、空になったワインボトルを弄びながら呟く。
やっぱり酔ってるのかしら?

「リュリュ……お前酔ってるだろ! ベッド貸してやっから、少し寝て酔いを覚ませ」
「まぁお父様! それは“血縁とヤっちゃってたし、近親相
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