暁 〜小説投稿サイト〜
これは二次小説ですか?
洞窟にて
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
道が塞がったにも関わらず風の神殿行きを諦めない、現実が見えているのか若干心配になる女の子、そしてその子にホの字な男、更にはそれをからかうじいさんといういろいろと心配なパーティーが塞がった道の周辺を調べていた。

「レナ、装備しているナイフをガラフに装備させてやってくれ」
「どうして!?これは私の護身用に持っているのよ!?」
「そりゃあレナよりガラフの方が刀剣の扱いに長けているからさ」
「何故そんなことが分かるの!?」
「そうじゃぞ、どういうことじゃ?」
「レナは確かに剣術を修めているようだが、実戦は訓練・稽古とはわけが違う。その点ガラフは歴戦の猛者だ。と、頭に流れ込んできた」
「わしが歴戦の猛者じゃと!?さっぱり思い出せんぞい!?」
「私が剣術を修めているとどうして知っているの!?というかガラフのことを知っているのはよりおかしいわよ!?」
「そんなこと言われてもな…」
「なら貴方が何故かいろいろ知っていることはこの際置いておくわ。でも、どうして私が素手にならなくちゃいけないの?」
「そりゃレナがナイフを装備しているよりガラフが装備している方が都合がいいからさ。ていうか、さっき実戦は訓練・稽古とはわけが違うって言ったよな?」
「まさかの戦力外通告!?」
「まあまあ落ち着くのじゃ、お嬢ちゃんは後ろで身でも守っておればよい。それに、こやつの気持ちも少しは察してやれ」
「何いってんだよガラフ。俺は純粋にだな…」
「ワハハハハ!若いもんはええのぅ。お嬢ちゃんもそうは思わんか?」
「気付かなくてごめんなさいバッツ、私大人しく守られていることにするわ」
「グッ!そんな風に気を使われるとかなり堪えるな…」

なんともアホな、いやさ、平和な一幕だ。
そんな調子で彷徨いていた3人…と1羽だが、やがて洞窟に行き着いた。

「こんなところに洞窟なんてあったかしら?」
「いや、さっきの地震でできたんだろう」
「ここを進めば抜けられるかも知れんのう」
「そうだな。行ってみよう。ボコはここで待ってろよ」
「クェッ!」

なんとも危機感の無いやつらだ。
普通、洞窟に入るなら最低限必要な装備を整えるべきだ。
一応言っておくと、この場合の装備とは武具のことではない。
また、仮に装備が整っていたとしても、地震でできた洞窟になんて入るべきじゃない。
そんないつ崩れるか分からないところへ入っていくなんて正気の沙汰じゃない!
まぁ、そんなことはこいつらには関係ないようで、何の気負いもなく入っていってしまったが。

「!あの泉は…」

洞窟に入って早々に何かを発見したらしい。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
HP/MP回復!
ステータス回復!
戦闘不能から立ち直り!
___________

どうやら回復の泉だったよ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ