洞窟にて
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
うだ。
何かあればここに戻ってきて泉に浸かればいいわけだな。
しかし、ベースキャンプ?ナニソレオイシイノ?といわんばかりにスルーしている。
こいつらには探索が終わる前に無視できないレベルの疲労が溜まるという状況を想像することも出来ないのだろうか?
今回は入ってすぐに回復の泉があったから今指摘したが、本来なら外で作るものだと思うんだよな。
もちろん、洞窟の規模次第では中に中継地を作る必要もあると思う。
まぁ、こいつらのやることにいちいち目くじら立ててたらキリがないからな、次からは気にしないことにしよう・・・出来るかな・・・・・・
「スティールバットだ!俺が一匹殺るからガラフがもう一匹を殺ってくれ!」
「了解じゃ!」
「私は!?」
「身でも守っていてくれ!それが嫌ならガラフの担当分を手伝ってやってくれ!」
「分かったわ!」
ここの蝙蝠が間抜けなのか、はたまたこいつらの力量なのか、スカることなく攻撃を当てている。
ハッキリ言って異常な・・・って突っ込まないんだったな。
「デアロだ!さっきと同じようにいくぞ!レナは絶対に防御してろよ!素手じゃコイツの防御力は抜けないからな!」
「了解じゃ!」
「見くびらないで!」
ズガガ! ズガガ!
「クリティカルなら通るのよ!」
(おっかねぇ〜)
(何とも剛毅な娘じゃの)
どうやら怒らせてはならないモノを怒らせたらしい。
振り上げた拳を(文字通り)下ろされたのがモンスターでよかったな。
と、そんな感じで洞窟を進んでいく3人。
探索は順調なようだ。
「お!」
「どうしたの?」
「しっ!ちょっと隠れるぞ!」
「あれは海賊か!?」
「静かにしろって!気付かれるだろ!」
「ったく!地震のせいでアジトと変な洞窟が繋がっちまったぜ!」
ゴゴーン
ゴゴーン
「なーるほど」
「あの海賊の真似をすればよいのじゃな」
「ま、その前に」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
皮の帽子
___________
「また?」
「また、とはどういうことじゃ?」
「あの隕石でもあったのよ。ガラフの呻き声が聞こえてたんだけどね、こっちに宝箱があるからーって」
「倒れとったわしは後回しかの?」
「そうだったのよ」
「何とも酷いやつじゃ」
「聞こえてるぞ、2人とも」
「まあまあ、それで?誰が装備するんじゃ?」
「もちろんレナだ。あと、レベル上がったからナイフとブロードソードを交換しよう」
「了解じゃ」
「分かったわ」
ガラフは「悪いのはお主じゃろう」ぐらい言ってもよさそうなもんだが・・・
それにしてもどういう原理で動いてるんだろうな?
牙付きの岩の自動ドアって随分珍妙なシロモノだと思うんだが・・・
口みたく縦に開くところが
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ