第四十三問Bクラスを突破せよ
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何とかC クラスを抜けることに成功した僕達。一真はこっちに戻ってきて指揮を取ってる。
『なんか背中に冷たいものが当たったな』
別に入り失格になった組がそんなことを呟く。どうやらここは感触で驚かせる仕掛けのようだ。
「どうするのさ雄二このままだと……」
「今一真が作戦を考えてるそれまで俺達で持たせるしかない。横溝、須川」
雄二に呼ばれて横溝君と須川君がなかに入る。
『いいかこういうのはお化けじゃないと考えるんだ。目をつむって想像してみろ俺たちにさわりたくても触れない美女の姿を……』
ピタッ←こんにゃくが当たるおと
『『ウォォォォたまんねえぇーーー!!』』
「………今ので失格」
F クラスのみんなってこういうところが抜けてるよね。
「一真まだ作戦が決まらないの?」
一真の様子を見ると紙になにかをメモしながらぶつぶつ呟いている。紙には複雑な数式が書かれている。
「……これでいくか明久準備しろ」
一真が僕と美波を呼び出し作戦を話す。でもあの数式からどうやってこの作戦を考えたんだろう?
「う〜」
中に入るとあまりの怖さに美波が僕に抱きついてくる。
「美波大丈夫?早く頑張ってなれないと」
「なれなくていいわウチドイツで暮らすから」
美波がドイツで暮らすのか………
「………寂しいな」
「え?」
「だって美波がドイツで暮らすのだったらあまり会えなくなる訳じゃないだから寂しいなって」
美波だけじゃない姫路さんやムッツリーニ、秀吉、如月さんついでに雄二もみんなと離ればなれになるのは寂しいな。
「アキ………」
美波が僕に近付いた時だった。突然何処かからかカッターが飛んでくる。…………まさか実害を与えてくるはずは……
「オネエサマニチカヅイテアノブタカナラズケス!!」
………OK状況は把握した。
「美波早く逃げようここは危険だ」
僕の言葉に首をかしげるけど説明する暇はない。ある程度逃げると分かれ道があり片方は行き止まりになってる。
「美波一真の作戦道理に……」
「分かったわサモン!」
美波が召喚獣を呼び出し壁にぴったり這わせ僕達を隠す。
「あれ?こっちにいったはずだが……」
「オネエサマオネエサマカタカタカタ」
「清水さん君は本当に人間なのかい?」
そんなやり取りが聞こえたあと足音が遠ざかっていく。僕達が一真に教えられた作戦は途中で美波の召喚獣を使い後続のペアを先にいかせること。
「美波大丈夫?」
足音が通りすぎ美波の方を見ると僕に倒れかかってきたそれにあわせて美波の召喚獣も消える。どうやら気を失っているようだ。僕はそのあと仕方なく美波を連れて本陣に引き返した。
「帰ってきたか明久、さていよいよ最後のクラスだ。」
帰ってきた僕らを一真はその言葉で迎える。先にいった別のペアがB クラスを突破したみ
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