原作開始前
3時間目。造物主って何が為に魔法世界を作ったんだろうか? by作者
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り部隊のターゲットにされる。(教会的に)イカれてる奴と、(フリーの奴的に)頭がイカれてる奴のどちらかしか居ないが、貴様等はどちらだ? 俺的には前者だと時間を無駄にしないで済むから有難いんだが』
「安心してくれ。私達は二人共前者の魔法使いさ」
「序でに言えば、私は先天的な不老不死、アレックスは先天的な不老不滅の存在だ。故に、教会の阿呆共に追い回されている」
『ん? 不老不死は分かるが、不滅? 』
「ああ。私は不死の者と違い、殺されれば死ぬが近くの生物に魂を移し、その体を乗っ取って永らえる。稀有な体質を持っている。相手によっては副人格的な立ち位置で共存する事も可能だ」
『何だそりゃ。稀有な体質ってどころじゃねぇぞ。よくもまあ、魔女狩り部隊に捕まらずに生き延びていられたものだ。不死殺しの魔法魔術は確立されていない分、並の拷問すら生温い諸行をされる。俺は何度もその光景を目にしてきた。そしてその都度、魔女狩りと称して不死者を嬲っていた連中を皆殺しにし、精神が壊れた不死者を滅してきたモノだ』
「それだ。私達が今日に貴方に声をかけた理由は。カインよ。貴方は如何に思う? 教会に属さなければ異端。属していても、外法や禁忌の書物を見ただけで魔女と断じて喜々として非炙り、杭打ち、打ち首、腰斬、八つ裂き、魔術による嬲り殺し、陵辱。教会が腐っているせいでこの有様だ。カインはこの様な世をどう思う?」
『あ〜……質問の意図を図りかねるんだが。それは魔法使い的な意見を言えばいいのか? はたまた魔法を使えない一般人の意見を言えばいいのか?』
「……質問を変えよう。その様な迫害や差別が無い世界を貴方はどう思う?」
差別や迫害の無い世界ねぇ。
『……なるほどねぇ。迫害や差別が酷いなら、そのような事が起こりにくい世界を造っちまえと云う結論にでも至ったか? そしてそれに協力して欲しいと?』
「ああ。その通りだ」
『面白いじゃないですか。いいよ? 乗った。協力しよう』
「本当か!? 貴方に手伝って貰えるなら百人力。否、億人力だ!」
その後、オレはアレクサンドラとパトリシアと一緒に世界構築の術式、何処に創るか、維持に使う魔力はどうするか等を話し合った。
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