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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth13邂逅・新たなる堕天使〜Unvollendet Egr?goroI〜
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って2人の姿を隠すけど、でもすぐにスパッと切断されて崩れてく。“エヴェストルム”を持つマイスターの無事は確認できた。でも「ズィーベンは・・?」どこにも居ない。
キョロキョロ見回すけど、やっぱりどこにも・・・「オーディンとズィーベンが融合している」ってシグナムがそんな事を言ってきたから「え゛っ!?」よくマイスターの姿を見てみる。あ、そう言えばマイスターの目の色が蒼に統一されてるっ。
「融合騎との融合を果たしているにもかかわらず、あれだけ外見変化が無いとは・・・」
『ちょっとズィーベン! なんであたしのマイスターと融合してるのっ!?』
『わ、わたしが言ったんじゃないもんね・・・この人が融合しようって言ったんだもんね・・・』
な、ななななな、マイスターが、ズィーベンに融合しようって・・・言った・・・? へ、へぇ〜・・・ベ、別に羨ましくないよ。今は緊急事態だから、この一回だけに違いないもん。だから気になんないし。
『でも、アギトお姉ちゃん。この人、すごいね。わたしを完璧に制御してる』
ズィーベンから満足そうな思念通話が・・・。ギリギリッ。つい歯ぎしり。単独戦力は強いけど、融合能力はあたしたち融合騎姉妹の中で最悪だったズィーベン。その原因が、イリュリア人大っ嫌いだったって事はさっき知った。けどその強さからしてあたしよりはマシな扱いをされてた。
『すまないな、アギト。離れているよりこうして融合していた方が守り易いんだ』
『あ、うん、だいじょぶ。ズィーベンを守ってあげてマイスター』
『ああ。あとは任せろ』
――
第二波装填
(
セカンドバレル・セット
)
――
マイスターはまた、すごい数の魔力槍を展開して、「ジャッジメント!」って降り注がせる。そしてゼフォンも「温いっつってんだろっ」ってさっきのように岩の尖塔とか岩壁で迎撃・防御。お互いに決定打が通らない。
「其は遥かなる天上に在りし楽園へと至る光の路を守護せし者」
マイスターが歌うように呪文を紡ぎだした。それに、初めて見た。マイスターの魔導の魔法陣。マイスターの足元に展開されてる魔法陣は十字架で、その四方から剣が伸びて、それを囲うように三つの円っていう形。シグナムが「見た事のない陣だな」って呟く。マイスターが呪文を詠唱している最中でも、周囲に魔力槍が展開されていって、ゼフォンに降り注いでいく。
「守護を務めし其の者の九界見通す眼。故に汝よ、其の者より逃れうると思うなかれ」
ゼフォンを中心として半径50mほどの蒼い光の環が展開される。それはまるで、ゼフォンを包囲して、周りに被害を出さないようにするための線引きのようだった。
『ちょっ、すご、えっ、なにこれっ!? 解らないっ、こんなに複雑で難しい術式見たことないっ、補助が一切できないっ!
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