第5話 旅行先は大抵親が先に決めているものだ
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」
「いいよなアスラと迅は。"侵略虫"と"鎧人"だから余裕そうだし」
「いや、かなり疲れてるよ‥‥‥‥そろそろ休もうか」
6人は道端に座り込んだ。
「‥‥‥そろそろ話しておこうと思うことがあるんだ」
迅は5人に向かって言った。
「"将軍"についての事だ」
「"将軍"?」
アスラ、マリー、ホークアイの上に?が浮かんだ。
「今日までに何人か出てきた"侵略虫"は"衛兵"という
階級でいうなれば、ザコだ。
でも"将軍"は"超技術《オーバースキル》"という超常現象を引き起こす能力を
全員が持っていて、戦闘力も高い奴が多いんだ」
それを聞いたアスラは迅にたずねた。
「つまり元"将軍"って言われてた迅もそれが使えるのか?
だとしたら、迅がどんな能力持ってるのかオレ気になる!」
「私も〜〜〜〜!」
「オレも!」
3人は目を輝かせて迅を見ている。
迅は口を閉じた。そして、再び口を開いた。
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥秘密だ」
「また秘密かよ〜〜〜〜〜〜ッ!!」
アスラはうんざりした声で叫んだ。
「私達は知ってるわよ。でも教えなぁ〜〜い?」
「イジワルぅ〜〜〜〜〜〜!」
クレアの言葉にマリーも叫んだ。
迅はそれてしまった話を元に戻した。
「つまりアスラ。もし“将軍”が来たら、これまでみたいに
一筋縄にはいかないから注意するんだぞ」
「おぅ 分かった」
『ちゃんとわかってるのかな‥‥?』
迅は少し心配していた。
**********
現在、午後5時17分。秋が近づいているので少し肌寒い。
アスラは毛布をひざにかけて座っていた。
マリーは毛布にくるまってアスラにもたれかかったまま寝ていた。
みんなも体を休めているようだ。
アスラはつぶやいた。
「‥‥来ないな‥‥‥」
この4日間にも1日5,6回程のペースで来ていたが
今日はまだ1回も来ていない。
『‥‥‥やはり胸騒ぎがする‥‥‥』
迅は確信した。絶対に何かある‥‥と。
ギュオオオオオオォォォォォォォォォッ!!
高速で何かが飛んでくるような音がした。
「まさか‥‥‥‥みんな避けろぉッ!!!」
迅は叫びながら飛来物のもとへジャンプした。
そしてその物体を剣で受けた。しかし‥‥‥‥
「と‥‥‥止まらない!!クソッ!」
ドゴォォォォォォォォォォン!!
そのまま迅は建物まで押し込まれて行った。
飛んで来たものはそのまま建物を突き抜けて
どこかへと飛んで行った。
「迅ーーーーーーッ!!」
アスラは叫びながら迅に駆け寄った。
「ガハッ!‥‥これは‥‥一体誰の‥‥‥」
「大
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