マクロスF
0739話
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で俺だけがこの世界に転移してきたんだよ。で、転移してきたのがS.M.Sの一室でオズマとジェフリーが話しているところだったから、そのままその2人に保護して貰った訳だ。俺がこの世界の住人じゃないってのはその2人しか知らないな」
さすがにどんな姿で転移してきたのかを話す訳にもいかず、その辺は適当に誤魔化す。
「……異世界、あるいは並行世界、か。ね、アクセルがいる世界ってどんなところなの?」
「どの世界も戦いとかはあるな。俺の国、シャドウミラーって名前だが、そのシャドウミラーが接触を持っている世界で世界規模の戦争が無いところなんてネギま世界って場所しかない」
「俺の国?」
「ああ、これも言ってなかったな。一応こう見えても、俺はシャドウミラーという国の代表をやらせて貰ってる」
その言葉はさすがに信じられなかったのだろう。ポカンとした表情を浮かべて俺へ視線を向けるシェリル。いやまぁ、無理も無いけどな。
「まぁ、シャドウミラーが普通の国じゃないってのもあるけど……そうだな、少し話の順番を間違ったか。まずはこれを言うべきだったな。俺は人間じゃない」
「は? ゾラ人とかそう言う風な意味?」
「ちょっと違う。正確に言えば、元人間と言うべきだな。この姿も、この世界に転移してきてオズマ達に見つかった時にこの外見だったからそのまま使ってるだけで……色々と年齢については自由に変えられる。例えば……」
パチンッと指を鳴らして全身が白炎に包まれて10程の子供の姿に。そしてシェリルの目が見開いているのを見ながら再度指を鳴らして再び全身が白炎に包まれて20代の、俺本来の姿へと変わる。
指を鳴らす度に容姿が変わる俺に、シェリルがじっと視線を向けて来る。
「この姿では初めましてだな。改めて、シャドウミラー代表、混沌精霊のアクセル・アルマーだ」
「……あー、もう。何から言えばいいのかちょっと分からなくなってきたわ。そもそも、混沌精霊? 何それ?」
「人間じゃないって言っただろ? さっきも言った、ネギま世界って世界は魔法とかがある世界でな。そこでまぁ、色々あって人間から人間以上の生物に進化したんだよ」
「……こうして見る限りだと、人間にしか見えないけど? まぁ、外見年齢はコロコロ変わってるけど」
「まぁ、見たいなら見せてもいいけど、驚くなよ?」
呟き、再び指を鳴らして全身が白炎で覆われ……次の瞬間には腰から竜尾が、背からは羽が、頭部からは額と側頭部から天を突くかのような角が3本、同時に後頭部から側頭部の角の下を通って前方へと伸びる角が左右で2本。
「ちょっ、アクセル!?」
驚くなとは言ったが、やはり当然この姿を見て驚かないというのは無理だったのだろう。口に手を当てたまま目を見開いて俺の方へと視線を向けている。
そ
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