第八十六話 Father<父>
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する引き換えにお前のDNAを手に入れ、お前に異変がないかどうか調べた。お前に何かあったら一大事じゃからのぉ。ハイマックスはお前の力が衰えていないかをテストするため、ゲイトと共に造り上げた。ちょいと強化し過ぎたかのぉ。じゃがお前はハイマックスを打ち破った。流石としか言いようがない。お前の亡霊…ゼロナイトメアはゲイトの実験…レプリロイド洗脳をテストするモルモットを集める大義名分のために生み出した“玩具”じゃ。ついでにゼロナイトメアを使ってお前をおびき寄せられたら…等と考えた。結果はこの通りじゃ」
アイゾックは思うがままに事を進められた満足感に酔いしれていた。
ルナ「糞野郎…!!」
ゼロ「そうやって他人を利用し、レプリロイド達を傷つけてきたのか!!姑息な真似を!!」
2人のセイバーとバレットを握る手に力が入る。
アイゾック「ククク…わしが許せないかゼロ?だったらそのセイバーで斬り掛かるがいい。尤も…不可能じゃがなあ…」
ゼロ「不可能かどうか…こいつを喰らってからほざけ!!ダブルチャージショット!!」
ルナ「くたばりやがれ!!リフレクトレーザー!!」
接近戦は駄目だと判断したゼロはダブルチャージショットを放ち、ルナはリフレクトレーザーをアイゾックに向けて放つ。
アイゾックはそれを嘲笑うと掌を前に翳し、ダブルチャージショットとリフレクトレーザーを消し飛ばす。
ゼロ「なっ!?」
ルナ「効かない…!?」
アイゾック「さて…わしの実験は成功した。必要なデータは採取出来たことだし、ここにもう用はない。」
自身の最後の作品にゼロの戦闘データと自身が理想とするレプリロイドに近い存在であるルナのデータが僅かばかり取れたのは幸いだろう。
コンピュータにはデータを送った。
後はここを去るのみだ。
アイゾック「また会おうゼロ!!」
ゼロ「待て!!」
バスターを連射するが、アイゾックには届かず消滅してしまう。
アイゾックは空間を歪め、消滅した。
ゼロ「くそっ…」
ルナ「腹の立つ爺だな。とにかくナイトメア製造システムを停止させる。」
ルナはナイトメアソウルから入手したコードを入力する。
するとナイトメアウィルス製造システムはいとも簡単に停止した。
ゼロ「よし…」
残るはゲイトのみ。
闘志を燃やし、2人はゲイトの元に向かう。
ふざけた夢も幻も、ようやく終わりを迎えようとしていた。
アイゾックは異空間にて笑みを浮かべていた。
ゼロの戦闘データとルナの戦闘データは最後の作品の製造に大きな発展を促すだろう。
ゼロと自
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